現在DELLの4Kモニターを使用している私ですが、
最近、作った絵の色とYou Tubeで公開される色の違いが気になりはじめました・・・・。
どうも映像界隈では、カラーマネジメントモニターというものが使われているらしく、
モニターにもより色が正確に映るものとそうでないものがあるということを知り、
モニターの買い替えを検討し始めました。
今回は自分がピックアップしたモニターをまとめておきたいと思います。
自分がモニターに求めるスペック
モニターを探すに当たり、自分が選考するに基準とした機能は、
・解像度は4K以上
・色空間(sRGB等)に高次元で対応しているもの
・HDR対応
・27インチ
といったところになります。
確認しておきたい色空間(カラースペース)の基準
①sRGB
国際標準規格の色空間。
Windows環境における標準の色域。
インターネットコンテンツの基準となる色域。
とりあえずWebで公開がメインの私にとってここはマストで抑えてたい部分。
②Adobe RGB
アドビ社が作ったカラースペース。
高精細な印刷向きらしい。
ここまでカバーできるに越したことはないけど、予算次第。
③DCI-P3
映画の標準規格。
映画撮影に使われるカラーフィルムの色域に対応。
本気でこだわるならDCI-P3対応モニターが、映像クリエイターとしては最強。
④Display P3
Appleが定義する色空間。
DCI-P3ベースの、ガンマとホワイトポイントがsRGB同等になったもの。
sRGBより表現できる色合いが約25%広い。
アップル製品と相性がいい。
とりあえず自分の場合、
sRGBとDisplay P3に対応されていると理想的と言えます。
Macのモニタースペックを知る。
まずはMacのモニターのスペックをおさらい。
自分の普段使っているM2MacBook Pro14インチとM1iMacのスペックをメモっておきます。
MacBook Pro | iMac | S2721QS | |
解像度 | 3,024 x 1,964 | 4,480 x 2,520 | 3840×2160 |
画素密度 | 254ppi | 218ppi | 163ppi |
コントラスト比 | 1,000,000:1 | 1300:1 | |
XDR輝度 | 1,000ニト(最大1600) | ー | |
SDR輝度 | 500ニト | 500ニト | |
色の数 | 10億色 | 10億色 | 10億色 |
色空間 | 広色域(P3) | 広色域(P3) | sRGB99% |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 60Hz | 60hz |
画素密度(ppi)
同じ4Kでも密度の違いも画面サイズによって違ってくるようで、ここもチェックしたいところです。
画素密度については下記のサイトがわかりやすかったのでリンクを張っておきます。
このサイトよると150ppiを超えるとドット感が消えるらしいので、
4K27インチの場合画素密度は163ppiとなるためとりあえずは大丈夫そう。
20万円オーバーのハイスペックモニター。
本格的に使用されている方たちの中では20万超えのモニターは当たり前のようですが、
個人的にはまだ手が届かない・・・・・。
ただロマンはある。いつかは行きたい世界です。
1,Apple Pro Display XDR (73万円〜)
サイズ | 32インチ |
解像度 | 6,016 x 3,384ピクセル 218ppi |
色空間 | Display P3 10bit |
輝度 | 最大1000ニト |
リフレッシュレート | 60Hz |
HDR | HDR10対応 |
カラーキャリブレーション | 可能みたい |
USB-C1本接続 | Thunderbolt |
コレはなかなか届かないレベル。
2,Apple Studio Display (22万円〜)
サイズ | 32インチ |
解像度 | 5,120 x 2,880 218ppi |
色空間 | Display P3 P3-DCi 10bit |
輝度 | 600ニト |
リフレッシュレート | 60Hz |
HDR | HDR10対応 |
カラーキャリブレーション | ー |
USB-C1本接続 | Thunderbolt(96W) |
Apple品質が好きならこのモニターも選択肢に入りそうです。
3,BenQ SW271C (25万円)
サイズ | 27インチ |
解像度 | 3840×2160 163ppi |
色空間 | Display P3 P3-DCi 90% 10bit |
輝度 | 300ニト |
リフレッシュレート | 60Hz |
HDR | HDR10対応 |
カラーキャリブレーション | ハードウェア対応 |
USB-C1本接続 | USB-C(60W) |
コントラスト比 | 1000:1 |
24fpsでの再生が可能でハードウェアキャリブレーションに対応しているのが特徴。
気になる15万円以下のモニター3選
流石に20万はちょっとビビるのでもう少し手の届きやすいモデルを3つまとめておきます。
1,BenQ PD2725U (14万円)
サイズ | 27インチ |
解像度 | 3840×2160 163ppi |
色空間 | Display P3 P3-DCi 95% 10bit |
輝度 | 250ニト最大400ニト |
リフレッシュレート | 60Hz |
HDR | HDR10 DisplayHDR 400 対応 |
カラーキャリブレーション | ー |
USB-C1本接続 | Thunderbolt(60W) |
コントラスト比 | 1200:1 |
重さ | 8.3Kg |
ハードウェアキャリブレーションはついていないモデル。
Display P3とP3-DCiを95%カバーできているのが魅力。
「M-Bookモード」がありMacの色味に近い設定があるのが便利!
2,BenQ PD2705U (10万円)
PD2725Uの安価版。
サイズ | 27インチ |
解像度 | 3840×2160 163ppi |
色空間 | Rec.709 99% sRGB 99% 10bit |
輝度 | 250ニト最大350ニト |
リフレッシュレート | 60Hz |
HDR | HDR10 対応 |
カラーキャリブレーション | ー |
USB-C1本接続 | USB-C(60W) |
コントラスト比 | 1200:1 |
重さ | 9.3Kg |
Display P3とP3-DCiは未対応。
コレだとHDRに対応する以外はそんなに今のモニターとかわらないかも。
USBーCで充電できるのは魅力。
こちらにも「M-Bookモード」が搭載されています!
3,ViewSonic VP2785-4K (10万円)
10万円以下で買えるハードウェアカラーキャリブレーション可能なモデル!
個人的に一番気になるモニターです。
サイズ | 27インチ |
解像度 | 3840×2160 163ppi |
色空間 | AdobeRGB99% DCI-P3 95% 10bit |
輝度 | 最大350ニト |
リフレッシュレート | 60Hz |
HDR | HDR10 対応 |
カラーキャリブレーション | ー |
USB-C1本接続 | USB-C(60W) |
コントラスト比 | 1000:1 ダイナミック20,000,000:1 |
重さ | 3.8Kg |
この価格でAdobeRGB99% DCI-P3 95%をカバーしているのはこれぐらいしかないです。
スペック的には大満足。
だた2019年発売と少し世代遅れじゃないかが気がかり。
んーとりあえず一番候補なのはこのモニターかな!