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PC関係

2万円で買えるPCが使えるのか?検証してみた。|AIOEXPC XMINI 

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今回は最近巷で人気になっているミニPCを提供いただいたので、果たしてこの価格パソコンがどこまで使えるのか検証してみたいと思います。

ちなみに私はそこまでパソコンに詳しいというわけでもなく、Windows機も最後に触っていたのがVIstaだったのでWindowsに不慣れであることを御理解いただいて優しい目で読んでいただけるとありがたいです。

スペック

ではまずは最初にこのXminiのスペックを簡単にご紹介します。

CPUは「Intel Alder Lake-N100」

最近の安価なPCに、よく搭載されるCPUらしく軽作業ぐらいなら耐えられる性能を持っているようです。

メモリは16GB。(LPDDR5)

ストレージは512GBのSSDが内蔵されています。 (M.2 2242で交換可能)

WiFI6、Bluetooth5.2に対応

OSはWindows11Proが搭載されています。

これだけのものがAmazonで22000円ぐらいで買えるというが衝撃的です。

サイズ感

次に外観、手にとって最初に驚いたのがサイズ感でした。

サイズが8.4×8.4×4cm

重量は公式では210gとなっていますが実際に計測すると200g切ってました。

めちゃくちゃ軽いくてちっちゃい。

見た目で一番目を引くのが上部の液晶ですが、

ロゴの部分が、タッチスイッチとなっていて、クラデーション、赤、緑、青、白、消灯の6種類から選ぶことができるようになっています。

個人的にはここが光る必要を感じませんが、まぁオフれるのでいいとしましょう!笑

ボタンとインターフェース

つづいてXmini に搭載されているインターフェースを見てみきます。

映像出力用に、ディスプレイポートとHDMIポートが2つ用意されています。

こちらは3画面まで出力可能で、すべてのモニターで4K60Hzの出力が可能だそうです。

正直、私はこれだけでもびっくりしました!

側面にはUSB3.2Gen2のUSBポートが3つ搭載されています。(最大通信速度は10Gbps)

ここがGen1じゃなくてgen2というがすごくうれしいポイント。

ただ、1つぐらいUSBーCポートがほしかったかなぁ。

背面にUSB-Cのポートがありますが、ここは通信はできず電力供給のみの端子になっています。

ここがDCポートになっていないのがなかなか通なポイントで、

動画の最後で紹介しますが、ひと味変わった使い道ができそうです。

そして1Gbps対応の有線LANポートが2つあります。

私の経験値ではLANポートを2つ使いこなし方がNASに便利なのかな?ぐらいしかわからないのでここはおいおい勉強していきたいところです。

もし便利な使い方がわかる方は教えていただけると嬉しいです・・・・・

イヤホンジャックも搭載。

正面は電源ボタンのみのシンプルなデザイン。

正面以外の3箇所に排熱用の穴が空いていて、側面が吸気用、背面が排気用の穴になっているようです。

ケースやボタンはアクリル製でかなり軽量にできていますが、反面、若干チープに感じるところももあります。

同梱物

同梱されているのは、取説、本体の他に電源アダプター、HDMIケーブル、VESAマウントに取り付け用の壁掛けブラケットというかなりシンプルな構成でした。

実際どのくらい使える?

一番気になるどれぐらい使えるのかという部分ですが、

パソコンの使い道といっても、色々あるのでなかなか検証が難しいところで、、、

一番このXminiが活用できそうなオフィス系のソフトを使って試そうが考えましたが普段オフィス系のソフトは使ってないのであまり参考にならないかと思い、一番使う用途である動画編集でどれぐらい使えるのか試してみたいと思います。

Webブラウジング用

動画編集で使う前に私の一番ライトな使い方が、Webのブラウジングなのでこちらで試してみます。

ブラウジング程度であれば問題なく使えました。

いくつかタブを開いても、目立って遅くなることはなかったのでWebブラウジングや動画視聴に関しては問題なく使えると思います。

動画編集

このスペックのPCで動画編集をするのは厳しいかとおもいますが、一応試してみたいとおもいます。

今回使用する編集ソフトは無料版のDaVinci Resolve。

画面収録したかったですが、スペック的に足りないのでモニターをカメラで撮影し、

音声はカメラに直接入力して収録しています。

 

厳しいと思われる4Kの動画編集。

タイムラインを4Kに設定して再生してみると、Kの素材、FHD素材ともに動かなくはないけどカクついていました。

 

続いてタイムラインをFHDにしてみると、

こうすると若干カクつきがある感じもしますが、通常再生であればなんとか使えそうな感じ。

 

もう少し快適にするために、次はプロキシを作り、再生してみると、

今まで見た中では一番なめらかな感じがありました。

 

サクサク快適に使えます!というまではいきませんが実用上はなんとか使えるぐらいになった印象です。

 

今回は作ったのがFHDのプロキシだったのでこれを720Pにするともう少し快適になるかもしれません。

動画編集でパソコンの負荷の軽くする方法はいくつかありますが、今回の検証で影響が1番大きかったのは解像度でした。

4K動画は厳しく、FHD動画であればプロキシを作ることでエフェクト等を多用する動画でなければ作れそうな結果でした。

 

フレームレートも処理の重さに影響を与えていたので、60Pや120Pなどの高フレームレートを使う場合はProxyを使うことはマストになりそうです。

 

フォーマットはMP4かMOVで違いが出るかと思いましたが、

私の検証では、そこまで大きな違いは感じれませんでした。

だたWindowsの場合、MP4のほうが相性がいいような気はします。

 

ビットレートに関しても、小さいほうが負荷は軽くなりそうですが、体感で差を感じることはなく、

コーデックもh264かh265では、圧縮率が低いh264の方がサクサク動きそうな予想をしていましたが、実際はそこまで違いがわからない印象でした。

今回の場合、基本的にCPUパワーを100%使用している状態になっているので、

あまり違いが出なかったのではないかと思いますが、

私が思う一番負担が軽そうな形式としては、

解像度はFHD

フレームレートは24Pまたは30P

フォーマットはMP4

ビットレートはできるだけ低め

コーデックはh264で撮影したものを、

Proxyの720pを作って編集するのがベストそうな気がします。

 

最後に、

iPhoneで撮ったH264の撮影素材を元に、実際の編集を想定して2分ほどの短尺動画をつくったので再生して検証してみます。

決して快適とは言えませんが、

私の感覚的としては思ってたより編集出来るのに結構驚きました。

今回はProxyがFHDだったので差がわかりにくかったですが、720pを使えばすればもうすこし快適に作業できるかとおもいます。

もちろんしっかり動画編集する人にすすめるかというとおすすめはできないですが、

簡易的な動画をFHDでたまーに編集するぐらいであれば、一つの選択肢になってもいいかもしれません。

ファンノイズは?

小型なので高負荷の際に気になるファンノイズですが、

私の感覚ではそこまで気になる大きさではありませんでした

これは静音ファンを搭載している効果なのかもしれません。

ファンの駆動時間もずっと回るというではなく、必要なときに一気に回ってすぐ落ち着くような挙動をしていました。

なのでファンノイズがストレスになるということはあまりないかと思います。

MiniPCの使い道

スペックの割には価格が安いのでびっくりするミニPCですが、意外と困るのが使い道でした。

私の環境では、唯一のWindows環境というポジションが見つかりましたが、ガッツリ動画編集に使えるというわけでもなく、ウェブブラウジングや書類づくりぐらいの用途になってしまいます。

知り合いのエンジニアの方に相談してみて一番ピンときたのがサイネージ用のPCとして使うと言う方法。

Amazonの販売ページではWeb会議用に使っているイメージ写真がありましたが、それぐらいの用途で使うのがとちょうどいい気がします。

 

他にもGoogleで情報を探していると、ミニPCをNAS化されている方もいて、個人的にはそちらの使い方をためしてみたいとおもいました。

 

 

そんな中、動画制作ユーザーとして私が考えた使い方は、

SDカードのバックアップマシンとしての使い道です。

現地でSSDへバックアップが撮れるとデーター損失のリスクが減ります。

XminiはUSBーCポートから給電できるため、映像制作しているならいくつかは持っているだろうVマウントバッテリーのUSB-Cポートから給電できます。

Xminiは35Wで駆動できるようなので、35W以上を出力できるモバイルバッテリーがあればどこでも使うことができます。

電源を確保したら次はモニターですが、コレもまたHDMIポートが付いているので、映像制作していると何個かは持っているだろうカメラ用のモニターを使うことができます。

そしてUSBポートに、SDカードスロットとSSDを取り付け

Bluetoothキーボードとマウスを用意すれば、、、、

どこでもSDカードからSSDへ保存する環境ができました!!

何なら、ここからTVやモニターに出力なんてこともできます。

 

それならノートPCつかえばいいじゃないか?と声が聞こえてきますが、

高いノートPCを持ち運んで壊すリスクを考えると、

22000円でこの環境が手に入るというのはメリットとして考えてもいいのではないでしょうか?

 

もう少しシンプルに使うとテザー撮影用のPCとして使ってもいいかもしれません。

最後は少し強引な形になりましたが、

個人的には最近のパソコンの進化に驚かされました。

ライトユーザーやサブPCとして使うには気軽に買えるおもしろいパソコンだと思います。

このパソコンをどう活かすか、ユーザーのアイディアが求められるのでそこを考えるのも楽しそうです。

ということで今回はminiPC Xminiをご紹介しました。