今回は、自分で組み立てる楽しさと二眼レフカメラの魅力が詰まった「学研フレックス」をご紹介します!
学研フレックスというカメラ

私はフリマサイトで初期型を約2,000円で購入しましたが、現在も再販モデルが3,000円ほどで入手可能です。
二眼レフカメラといえば、やっぱりファインダー越しに見る独特の世界観。
カメラの上部にあるファインダーを覗くと、懐かしくも新しい風景が広がります。
インスタで二眼レフの使用シーンを紹介する動画を見て、自分でも試したいと思い立ちました。
その時ふと思い出したのが、昔どこかで見かけた「学研フレックス」。
せっかくなので、2眼カメラの構造を学ぶいい機会として、組み立ててみることにしました。
動画でも紹介しています
組み立て

いよいよ組み立て開始!
実際にどれくらい時間がかかるのか計測しながら進めることにしました。
説明書には「組み立て時間は約1時間」と書かれていましたが、実際にはどうなるでしょうか?
このブログでは作業の一部を省略していますが、ほぼノーカット版の組み立て動画も別で公開しています。 興味のある方はぜひそちらもご覧ください。
シャッターユニットの組み立て

最難関とされるシャッターユニットですが、意外にもそこまで難しく感じませんでした。
なお、復刻版ではシャッターユニットがあらかじめ組み立てられた状態で梱包されているそうです。
全体の難易度としては、ちょっと凝った組み立て家具を作るような感覚。
特別に難しいわけではなく、楽しみながら進められました。
ちなみに、公式サイトには組み立て動画も公開されていますので、再販モデルを購入された方は参考にするのもおすすめです。
組み立てにかかった時間

結果として、途中で休憩や準備を挟みながら、完成までに1時間20分かかりました。
休日のちょっとした空き時間に楽しむには、ちょうど良い難易度だと感じました。
使用したフィルム

まず試してみたのは、定番の富士フィルムISO400のカラーフィルム。
1本1,800円ほどでAmazonで購入しました。
ただ、組み立てカメラならではの注意点として、ファインダーレンズと撮影レンズのピントが合わない場合があるそうです。
これを後から知り、フィルムが全滅するリスクを考え、もっと手頃なフィルムを探すことにしました。
ヨドバシカメラで見つけたのが「ケントメア KMP400」というモノクロフィルム。
1本1,030円とリーズナブルで、試し撮りにはぴったりです。
モノクロフィルムの注意点

現像の段階で分かったのですが、
モノクロフィルムは対応可能なカメラ屋さんが少なく、現像コストも高め。
結果として、トータルコストはカラーフィルムの方が安い場合もあります。
撮影と設定

撮影時に設定する要素は、絞り、シャッタースピード、ISOの3つですが、このカメラでは数値がはっきりとは分かりません。
- 絞り:固定
- シャッタースピード:1種類のみ
- ISO:調整可能
付録の雑誌には参考値として「F11、シャッタースピード1/150秒」と記載されていました。
ちなみに「写ルンです」の仕様はF10、シャッタースピード1/140秒なので、それより少し暗めの設定になります。
スマホの露出計アプリも活用しながら撮影に挑戦。

現像後の写真データは最後に紹介しています。
二眼レフカメラの独特な魅力を存分に感じることができる「学研フレックス」。
今後は、古い二眼レフを入手し、自分で修理しながら使うのも面白そうだと感じました。
中判フィルムが使えるカメラもいつか試してみたいですね。
作例