動画編集を外部SSDでサクサク快適にするにはどれを選べばいいのか検証してみる。

動画制作にとって切り離せないストレージ問題。

SDカード、CFExpressカード、Cfastカード、外部SSD、M.2などそれぞれの作業用途によっていろんなストレージをつかいますが、

筆者は、2台のPCを行き来することが多いので、

基本的にPCにはソフトを入れてるだけで、

他の素材はすべて外部SSDへ保存しSSDの中で直接編集しちゃいます。

 

ということでどの環境がベストなのか検証していきたいと思います。

各SSDの速度は？

メインの作業環境であるSSDの速度を測っておきたいと思います。

M2MacBook Pro14インチ

内蔵SSD

書き込み約6050MB/S

読み込み約5000MB/S

 

SanDisk

書き込み約700MB/S

読み込み約810MB/S

Samsung

書き込み約360MB/S

読み込み約380MB/S

M1　MacBook Air

PCが変わるとどれぐらい違いが出るのかも比べてみたいと思います。

内蔵SSD

書き込み約2200MB/S

読み込み約3000MB/S

SanDiskExtremePortableSSD

書き込み約590MB/S

読み込み約760MB/S

Samsung

書き込み約310MB/S

読み込み約380MB/S

 

まとめ

	内蔵　W	内蔵　R	San　W	San　R	Sam　W	Sam　R
M2MBP	6050	5000	700	810	360	380
M1MBA	2200	3000	590	760	310	380
差	275%	167％	119％	107％	116％	100％

内蔵SSDの違いはだいぶありますが、

外部SSDを使った場合約10％ほどの差が出るようです。

 

 

それではデータの読み込み速度を検証していきます。

データ読み込み速度を比較（Cfast2.0→各SSDへ）

こちらのCfast2.0を

このカードリーダーを介して

MacBook Proに接続し各ストレージに保存した結果となります。

 

なお各ケーブルはUSB 3.2 Gen1x2　10Gbps（1,250MB/s）対応のものを使用しています。

 

ちなみにCfast2.0の実測値がこちら

書き込み約230MB/S

読み込み約350MB/S

 

BRAW（60GB）Cfast2.0から転送

まずはBRAWの約60GB分のファイルをそれぞれにコピーしてみます。

内蔵SSD

2分47秒

SanDiskExtremePortableSSD

2分47秒

SamsungT5

2分47秒

 

結果

驚きの全く同じ時間。

原因としては大本のCfastカードの限界かもしれません。

 

となり、Cfastカードで最大速度（読み込み約350MB/S）が決まるため、

内蔵SSD（書き込み約6050MB/S）、

SanDisk　ExtremePortableSSD書き込み約（700MB/S）、

SamsungT5（書き込み約360MB/S）

とある各ストレージの差は、無くなったのでないか思われます。

 

 

データ読み込み速度を比較（SDカード→各SSDへ）

mov＋MP4（17GB）SDカード「V60」から転送

続いて、SDカードを

MacBook ProのSDカードリーダーに挿してコピーしてみます。

ちなみにSDカードの実測値がこちら

 

書き込み約140MB/S

読み込み約250MB/S

 

内蔵SSD

61秒

SanDiskExtremePortableSSD

63秒

SamsungT5

65秒

 

結果

SDカードからのコピーは、ちょっと容量が少なかったせいもあり、微々たる差になってしまいましたが、まとめると

	時間（秒）	SanDisk比べ	SamsungT5比べ
内蔵SSD	61	３％UP	6.5%UP
SanDisk	63
SamsungT5	65

17GBのデーターでこの結果なので

ここはもっと早くしたい場合はSSDよりSDをV90のメモリーカードを買っておくほうがいいかと思います。

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SSDへの保存でこのぐらいの差なら体感は違いがないのでこれでここは無視してもいい気がします！

 

 

次回は実際の編集でどれぐらい差が出るのか検証してみます。