この記事は後編になります。
https://otnlife.com/cine-tracer1
映像制作のシュミレーションソフト「Cine-tracer」
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今回は1万円で買える、映像制作シミュレーションソフト「CineTracer」の操作方法、後編になります。
・プロジェクトの作り方
・アバターの操作方法
・役者の設置方法
を解説したので、
・照明の設置
・カメラの設置
・ストーリーボードの作り方
・天候の変更
について解説していきたいと思います。
照明を設置する。
ライトを設置
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編集画面、左上のトラックのアイコンを選んで、
ショップに入り、一番右端の「Lighting」のタブを選択します。
ライトの種類は、上記画像の照明以外にも
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ステージで使うようなライトや、
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室内で飾るようなライトも用意されています。
設置方法は、役者さんを設置方法はした時と同じです。
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照明の照らし方も微調整可能です。
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「照明の調整項目」
Lamp Pan = 左右に回る
Lamp Tilt = 上下に回転
Lamp Beam Angle = 照射角の調整
Intensity = 明るさの調整
Light On = オンオフスイッチ
Light Color = 照明の色選択
Raster Shadow = 照明からできる影の種類
Brightness = 照明の輝度
Haze Multiplier = 不明・・・。
ライトスタンドを設置
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ライトスタンドも設置可能です。
バーチャル上はスタントがなくてもライトの設置はできますが、
実際の環境をシミュレーションしたい場合は設置しておくと、導線の確保や機材の干渉などの参考になると思います。
スタンドだけでなく、黒い布(?)の設置も可能なので、
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このように反射させたくない場合や背景に光を当てたく場合に使えるので、機材は重宝しそう。
カメラを設置する
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続いてカメラの設置。
カメラもいくつか選ぶことができ、三脚や前後、円形に動きのつけられるドーリーカメラ、
高いところから撮影可能なクレーンカメラなど特機系のカメラも設置できます。
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センサーサイズも選択できるので、どのセンサーでどの焦点距離のレンズを使うかシミュレーションできます。
ココでFキーを押すと、
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カメラマンの視線に変更できます。
ココでもアバターと同じように、三脚がスペースで上昇、コントロールで下降します。
W,S,A,Dを使うと三脚の位置も調整可能。
Q、Eキーで上部の変更したい設定を選び、
マウスのコントロールホイールで数値を変更します。
ちなみに焦点距離は12mm-500mmまで調整可能。
F値は1.3〜22まで、ISOは25〜6400まで使用できます。
500mmF1,4っていう化け物レンズも作ることができますwwww
更にVキーを押すと、今写っているモニターの画面を全画面表示できます。
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先程の画面と同じくココでもカメラの設定を変更できます。
更に真ん中の白い点を、ピントを合わせたい部分におき、左クリックすることでピントを合わせることができます。
ストーリーボードを作る
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CineTracerはストーリーボード用にスクリーンショットを撮ることも可能です。
先程のモニター画面で、
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Enterキーを押すと、ショットが保存され、
Bキーを押すとスクリーンボードが表示されます。
こうすることでよりわかりやすい絵コンテを作ることが可能です。
太陽の具合を変更する。
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右上のアイコンは太陽の時間軸を選択できます。
デフォルトでは晴れの状態ですが、曇や夕焼け、夜間も選択でき、
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完全に真っ暗にすることも可能です。
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太陽の位置や角度も調整可能なので、より現実的な条件でどれぐらい影ができるのか?といったシミュレーションも可能です。
動画でも紹介しています。
今回の内容の動画解説
前回の内容の動画解説