撮影部屋の雰囲気作りに最適。NEEWERのスマートフロアランプNF01レビュー

この内容は動画でも紹介しています。
撮影のクオリティを大きく左右する要素のひとつが「背景」です。
カメラやレンズ、マイクにこだわる人は多いと思いますが、背景の雰囲気が整っているかどうかで、映像全体の印象はかなり変わります。
そんな背景を手軽にアップグレードできる機材として便利なのが、チューブタイプの照明です。

今回は、撮影機材メーカーとしてもおなじみのNEEWERから新しく発売された、スマートフロアランプ「NF01」をレビューしていきます。
普段は部屋の間接照明として使えて、撮影時には背景演出にも使えるライトなので、動画撮影や配信環境を整えたい方にはかなり気になる製品だと思います。
NEEWER NF01とは?

NEEWER NF01は、部屋の雰囲気作りに使えるスマートフロアランプです。
いわゆる部屋全体を明るく照らすメイン照明というよりは、背景や空間に色を足して、雰囲気を作るためのライトという印象です。
いつも撮影している背景に1本置くだけでも、画面の奥行き感や空気感がぐっと変わります。
一般的な白い光はもちろん、暖色系のやわらかい光にも対応。さらにRGBのフルカラーにも対応しているので、シーンに合わせて色を大きく変えることができます。
特徴的なのは、ライトが10個のセクションに分かれているところです。

それぞれのセクションごとに色をコントロールできるため、単色で光らせるだけでなく、グラデーションのような演出や、複数色を組み合わせたライティングも可能です。
背景に少しアクセントを入れたいときや、動画の雰囲気を変えたいときに使いやすいライトだと感じました。
外観と組み立て

まず外観ですが、NF01はかなりスッキリしたデザインです。
本体はアルミ製で、高さは150cm。発光部の直径は2.2cm、台座の直径は16cmとなっています。
チューブ部分がかなり細いので、部屋に置いても圧迫感が少なく、インテリアとしても自然に馴染みやすい印象です。
撮影機材っぽさが強すぎないので、普段使いの間接照明としても置きやすいと思います。

組み立ては必要ですが、付属工具があるので特に難しくはありませんでした。
本体は3つのパーツに分かれていて、それを付属のプレートでつなぎ、ネジで固定します。

あとはLEDをコネクターにつないで、本体にはめ込めば完成です。
細かい作業が苦手な方でも、説明書を見ながら進めれば問題なく組み立てられるレベルだと思います。
NF01の主なスペック

NF01の明るさは1500ルーメンです。
部屋全体をしっかり照らすメインライトというよりは、背景や空間に雰囲気を足すためのライトと考えたほうがよさそうです。

色温度は6500Kから1800Kまで調整できます。
1800Kまで下げられる照明は意外と少ないので、かなり暖かみのある光を作れるのは魅力です。夜のリラックスした雰囲気や、落ち着いた部屋作りにも相性が良さそうです。
光量は1〜100%まで調整可能です。
この手のライトでは、1%に設定しても思ったより明るく感じるものがありますが、NF01はちゃんと1%らしい控えめな明るさで光ってくれました。

夜に少しだけ明かりを足したいときや、背景にうっすら光を入れたいときにも使いやすいです。
LEDはホワイトチップに加えてRGBチップも搭載されており、フルカラーの表現に対応しています。
また、LEDライトによってはチップの粒感が気になることがありますが、NF01はシリコン製のディフューザーのおかげで、発光面の粒感はほとんど気になりません。

細長いライト全体がやわらかく光るので、背景に入れてもきれいに見えます。
操作方法と便利な機能

NF01の操作方法は、リモコン、スマートフォンアプリ、スマートスピーカーに対応しています。
細かい設定はアプリから行うことができ、ON/OFFの操作はもちろん、タイマーやスケジュール管理も可能です。
複数台持っている場合はグループ化して、まとめてコントロールすることもできます。

用意されているシーンを選ぶだけでも簡単に部屋の雰囲気を変えられますし、さらに細かく調整したい場合は、マニュアルで色や明るさを自由に設定できます。
このライトの特徴的な機能として、AIによるライティング生成があります。

アプリ上でイメージをテキスト入力すると、それに合わせたライティングを自動で作ってくれる機能です。
音声入力はまだ日本語に対応していないようですが、テキスト入力は日本語に対応しています。
細かく色を設定しなくても、作りたい雰囲気を言葉で入力するだけでライティングを作れるのは、実際に使ってみるとかなり面白い機能でした。
もうひとつの目玉機能が、音楽同期です。

本体やスマートフォンのマイクで音を拾い、その音に合わせて光が変化します。
音楽だけでなく声にも反応するので、配信やライブ感のある映像で使うと、ちょっとした演出として面白そうです。

スマートスピーカーにも対応しているので、Alexaなどと連携すれば音声操作もできます。
僕はAlexaと連携させて、2本のNF01をグループ化して登録しています。
こうしておくと、一声で同時に点灯できるので、撮影前の準備がかなり楽になります。
注意点として、Wi-Fiは2.4GHzのみ対応です。
5GHzのWi-Fiには対応していないので、初期設定時には接続するネットワークに注意が必要です。
購入前にチェックしておきたいポイント

明るさ:1500ルーメンで、メイン照明というより背景演出向きです。
色温度:6500K〜1800Kまで調整でき、かなり暖かい光も作れます。
カラー表現:RGBフルカラー対応で、撮影背景の雰囲気を大きく変えられます。
セクション制御:10分割で色を個別にコントロールできます。
操作方法:リモコン、アプリ、スマートスピーカーに対応しています。
Wi-Fi:対応しているのは2.4GHzのみです。
撮影背景を手軽に作り込みたい方や、普段使いできるスマート照明を探している方には、NF01はかなり相性のいい製品だと思います。
リモコン付きなのが地味に便利

個人的にかなり嬉しかったのが、リモコンが付属しているところです。
ON/OFF、光量調整、カラー切り替えなど、よく使う操作を手元で行えます。
スマートフォンアプリで操作できるのは便利ですが、毎回スマホを開いてアプリを立ち上げるのは、意外と面倒に感じる場面もあります。
その点、リモコンがあると、撮影中や作業中でもすぐに操作できます。
こういう細かい部分は、実際に使うユーザーのことをよく考えているなと感じました。

また、Wi-FiやBluetoothを使う製品で気になる技適についても、NF01は技適対応です。
日本国内でも安心して使える点は大きなポイントです。
PSEマークについては、今回手元にあるモデルには記載がありませんでしたが、日本仕様モデルには付いているとのことです。
電源まわりの安心感という意味でも、日本向けモデルを選ぶのがよさそうです。
動画撮影で気になるフリッカーを検証

ここからは、実際に使って気になったポイントを検証していきます。
まず確認したのがフリッカーです。
動画制作で照明を使う場合、ちらつきが出るかどうかはかなり重要なポイントです。
今回は光量を100%にして、シャッタースピードを1/125や1/250に設定して撮影してみました。

結果としては、特にちらつきは見られませんでした。
さらに出力を下げた状態でも試してみましたが、僕の環境ではフリッカーが出ることはありませんでした。
もちろんカメラの設定や使用環境の組み合わせによっては結果が変わる可能性もありますが、少なくとも今回試した範囲では、撮影用途でも安心して使えそうです。
色味はややマゼンタ寄りに感じる

次に気になったのが色味です。
NF01には演色性の表記が見当たりませんでしたが、映像用途で使うなら色の傾向は気になるところです。
そこで、アプリを使って簡易的に測定してみました。
色温度を5500Kに設定して測定したところ、結果は約5600K。
色温度の精度としては、比較的優秀な印象です。
一方で気になったのは、グリーン・マゼンタ方向の色かぶりです。
他の映像用ライトと比べると、NF01はややマゼンタ寄りに感じました。
計測アプリ上ではフラットに見えていたので、もしかすると比較対象の他の照明がグリーン寄りだった可能性もあります。

ただ、NF01で肌を照らすと、少し赤みが出やすくなるかもしれません。
とはいえ、このライトで人物をメインで照らすケースはあまり多くないと思います。
基本的には、背景用のライトとして使うのが向いている印象です。
理想を言えば、RGBチップを搭載しているので、グリーンとマゼンタの補正機能があるとさらに良かったです。
このあたりは、ぜひ次期モデルで搭載してほしいポイントです。
光だけでグリーンバックは作れるのか?

今回試してみたかったのが、NF01の光だけでグリーンバックのような背景を作れるのかという実験です。
NF01を2本使い、壁にグリーンの光を当てて試してみました。

できるだけ色ムラが出ないように配置してみましたが、結果としては「なんとなくはできるけど、完璧ではない」という印象です。
クロマキー合成をしっかり行うなら、やはり専用のグリーンバックを使ったほうが安定します。
壁に光を当てるだけだと、どうしてもムラが出やすく、きれいに抜くには少し工夫が必要です。
ただし、小さい被写体を撮る場合や、簡易的な用途であれば、応急的に使うことはできそうです。
本格的なグリーンバックの代わりというよりは、ちょっとした実験や簡易合成用として考えるのがよさそうです。
NEEWER NF01は背景演出にちょうどいいスマートフロアランプ

NEEWER NF01は、普段は間接照明として使えて、撮影時には背景をしっかり作り込めるスマートフロアランプです。
1本置くだけでも部屋の雰囲気を変えられますし、2本使えば左右から色を入れたり、より立体感のある背景演出もできます。
特に良いと感じたポイントは、次のあたりです。
細くてスッキリしたデザインで部屋に置きやすい
6500Kから1800Kまで色温度を広く調整できる
RGBフルカラー対応で背景演出の自由度が高い
10分割のセクション制御で細かい演出ができる
リモコン、アプリ、スマートスピーカーに対応している
AIライティング生成や音楽同期など遊べる機能が多い
フリッカーが目立たず動画撮影でも使いやすい
一方で、人物を照らすメインライトとして使うには、色味の傾向や明るさの面で少し注意が必要です。
特に肌をきれいに見せるための照明というよりは、背景や空間を演出するためのライトとして考えたほうが、この製品の良さを活かせると思います。
撮影部屋の雰囲気を手軽にアップグレードしたい方、YouTubeや配信の背景をもう少し作り込みたい方、普段使いもできるスマート照明を探している方には、かなり相性のいいライトです。
NEEWER NF01は、撮影用の背景照明としても、日常の間接照明としても使える、実用性と遊び心のバランスが取れた1本だと感じました。














こんにちは!