今回はSONY ZV-1を3年あまり使ってきて、
だいぶ固まってきた、撮影の設定値や撮影をしやすくするボタンの設定、メニューの設定などをまとめてみます。
設定項目が似ているZV-1シリーズやZVーE10をお使いの方の参考になれば幸いです。
ZV-1で高画質な映像を作るコツ
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-10.15.53-1024x491.png)
ZV−1を長く使っていくうちに見えてきた答えが、
このカメラは極力撮って出しの状態で使えるように撮影すると一番キレイに撮れる。
ということでした。
コレは、動画が8ビット収録しかできない機種のカメラ全般にあてはまるのではないかと思います。
こちらは室内で撮影した映像の切り抜きです。
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-10.13.52-1024x685.png)
これがコンデジで撮れるなら十分でないか。と思ってしまいます。
色編集はしないほうがキレイ
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-10.15.21-1024x484.png)
ついつい映像にこだわり始めると色を調整したくなりますが、
このカメラ場合あまりカラー編集の耐性は高くないので、
できるだけ編集時の調整が少ないほうが良さそうでした。
ZV-1は映像にこだわりだすと使いたくなる機能であるSLogが搭載されています。
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-10.17.33-1024x511.png)
(SLogで撮影)
ただISOが1000以上となりノイズ感が出やすくなってしまうのであまり実用的ではないかもしれません。
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-10.18.26-1024x517.png)
(Slog→カラースペース変換→カラー補正)
カメラの設定
それではこのカメラが一番力を発揮できる設定をご紹介してみよう思います。
モード設定
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-10.20.28-1024x568.png)
まずはモード選択。
動画モードのマニュアル露出を選びます。
記録方式は 4K 記録設定は24p100Mに設定しています。
(4K30pでも良い。60Mよりは100Mが◎)
好きな色味に設定する
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-10.24.04-1024x511.png)
続いて色味を調整していきます。
ここからは好みになるのでお好きなクリエイティブスタイルを使ってください。
私はピクチャープロファイルは使わず、
クリエイティブスタイルの、ポートレートをつかっています。
さらに詳細設定で、
彩度を+1、シャープネスを+3にしています。(コントラストは±0のまま)
色味を決める要素としてもう一つ変更しているのがホワイトバランス。
室内での撮影の場合5500Kに設定し、
バランス調整でブルーにプ+1、グリーンに+0.25に調整しています。
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-10.26.38-1024x466.png)
コチラも好みの部分になるのでモニターを見ながら自分好みに設定していただければとおもいます。
一点注意点としては、
自分の好みより若干薄めの設定にする
自分の好みより若干薄めの設定にするほうが、
いろんなシチュエーションで使ったときに失敗しづらいと思います。
撮影設定
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-10.29.06-1024x539.png)
続いて撮影にかかわる設定ですが、
シャッタースピードは基本は1/50程度。
ですが野外での撮影時、
私は内蔵NDをオンにした上で更に上げて使うことも多いです。
外部NDフィルターを使っているときもありましたが、
適切なモーションブラーを得るより、
かさばって持ち歩きが不便になる方がこのカメラの良さを失う気がして、
使わなくなりました。
続いてF値。
ZV-1は広角側24mmの状態でF1.8ありますが光学ズームすると2.8まで絞られてしまう可変式。
絞りが変わると全体の明るさが変わりその度に調整が必要になるので、
基本的にはF2.8で固定して使っています。
ISO感度をオートにすることで、絞り開放でも自動で調整されますが、
このカメラの場合、ISOは640以下ぐらいにしないと画質劣化が気になってくるので、
極力低く使いたいということもあり、ISOはなるべく固定(ISO125〜640)して使う事が多いです。
操作性を上げる
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-10.32.43-1024x564.png)
使いやすさを向上させるために、
カスタムキー、ファンクションメニュー、マイメニューを設定しています。
カスタムキーの設定
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-10.33.18-1024x488.png)
ここには、撮影時一番変更することが多い項目を設定しています。
「カスタムボタン設定」
・上部カスタムボタン1・・・・ISO感度を設定
・背面右下カスタム2ボタン・・・・ホワイトバランス設定
・回転ダイヤル左・・・・マニュアルフォーカス切り替え
・回転ダイヤル右・・・・録音レベル調整
・真ん中ボタン・・・・AE(自動露出)固定
以上を割り当てることでよく変更する項目に素早くアクセスできる用にしています。
ファンクションメニューの設定
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-10.37.01-1024x492.png)
ファンクションメニューには、
撮影のシチュエーションごとに切り替えることの多い項目を設定しています。
「ファンクションメニューに登録したい機能」
・NDフィルターのオンオフ
・手ぶれ補正の設定
・美肌補正
・商品撮影モード
・ゼブラ表示設定
・クリエイティブスタイル
マイメニューに登録しているもの
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-10.40.32-1024x562.png)
マイメニューに登録しているのは、
たまーーーに使う時、どこにあるかわからなくなるようなメニューを設定しています。
「オススメマイメニュー設定」
・録画ランプの設定
・ドライブモード(タイマー機能)の設定
・インターバル撮影(タイムラプス用)の設定
・AF駆動速度
・AF追従感度
(2ページ目にメモリーカードフォーマットを登録しています)
まずは録画ランプの設定、コレはガラスなど反射が気になるシチュエーションのときに、よく使う機能です。
次に写真撮影時の連射やタイマー機能を使うためのドライブモードの設定
タイムラプス用のインターバル撮影の設定
動画に関してはフォーカスを固定して使うことが多いですが、
オートフォーカスを使う場合反応が早すぎて気になることもあるので、
オートフォーカスの駆動速度や追従感度の設定もしやすいようにマイメニューに登録しています。
ZVー1の、魅力って何?
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/02/スクリーンショット-2024-02-03-10.45.42-1024x532.png)
ZV−1の魅力をを一言でまとめると、
気軽に動画を撮れる、ちょうどいいスペックのカメラだと思います。
4Kが撮影可能であること。
24−70mmの画角が楽しめること、
内蔵マイクでもそれなりの音がとれること。
バリアングルでどのイチからでも構図が確認がしやすいこと。
絞りやシャッタースピード、ISO、ホワイトバランスなど基本的に設定したい条件をしっかり指定できること。
実用上必要な場面の6,7割ぐらいのシーンをカバーしてくれる性能が、
このサイズに収まっているということがこのカメラの最大のメリットだとおもいます。
ということで今回はZV-1の撮影設定をご紹介しました。