「動画のネタ出しやインタビューの整理、もっと楽にならないかな……」そう思っていた矢先、面白いデバイスを手にしました。BOYAの最新AIレコーダー「Notra」です。※今回は、メーカーより提供いただいた「プレリリース版(ベータ版)」を、ガジェット好きの視点で徹底レビューします。

「モノ」としての満足度。MagSafeでiPhoneと合体

まず驚いたのが、そのビルドクオリティと携帯性です。

 

質感: 黒の金属ボディで高級感があり、薄くて軽い。所有欲を満たしてくれます。

 

MagSafe対応: iPhoneの背面にピタッと吸い付きます。磁力もしっかりしていて、振っても落ちる心配はありません。

MagSafe用の金属のシールも付属していました。

直感的な操作感: ボタン長押しで録音開始(振動1回)、再度長押しで停止(振動2回)。インジケーターをみなくとも「確実に撮れている」ことが伝わります。驚異のスタミナ: 連続24時間録音が可能。丸一日放置しても大丈夫という、最強のバックアップ機としての安心感があります。

12分のインタビューで実測

実際に、自分のYouTubeインタビュー動画(11分52秒)を使って、その機動力をテストしてみました。

接続スピード

接続が驚くほど早いのに驚きました!

一度登録してしまえば、Notraとの接続は2秒ぐらいですぐつながります。

アプリを立ち上げたらすぐつながり、即同期されます。

同期スピード

Bluetooth経由でスマホへの転送にかかった時間は約1分20秒

「Notra」はWi-Fiでの高速通信にも対応しているので、そちらを使えばもっと早くなるとおもいます。

同じ素材ではありませんが、4分の音声データが【高速転送】だと2秒ぐらいでダウンロードできました!

 

AI生成スピード

転送後、AIが要約やマインドマップを生成するまで約1分30秒

録り終わってから合計3分弱で、12分の内容が整理されたテキストに変わるスピード感は圧巻。

これなら撮影直後のカフェですぐに内容を振り返れます。

「文字起こし」の弱点をAIがうまいことカバー

正直に言うと、ベータ版ということもあり文字起こし(テキスト化)自体は100点満点ではありません。

誤変換や怪しい日本語もたまにあります。

my_document ←文字起こししたデータ

しかし、驚いたのはその先。

AI要約機能にかけると、多少の誤変換をものともせず、文脈を汲み取って「YouTube動画制作の実務」「週1の公開スケジュール」など、驚くほど綺麗に構造化てくれます。

全体要約

さらに、文字起こし画面で「見たい文章の部分をタップ」すると、

赤字に変わって、その瞬間の音声までスキップ再生してくれる機能も搭載されています。

「ここ、実際なんて言ってたかな?」が素早く確認できるので、音を探すストレスが激減します。

思考が図解になる「マインドマップ」が面白い

テキストだけでなく、喋った内容をマインドマップとして自動生成してくれるのが、Notraの最もユニークな点です。

「自動生成されたマインドマップ」

雑談ベースのインタビューが、論理的な枝分かれ図に変わる。

今回のインタービューの場合は要約モードのほうが相性は良さそうですが、企画会議などだとこういったマインドマップのほうがあとから見てわかりやすくなると思います。

アウトプットも自由自在

生成したデータは、画像のように様々な形式で書き出せます。

・PDF / DOCX / TXT出力: 書き起こしたデータを出力

・マップ出力: マインドをpngファイルで出力

ベータ版としての「伸び代」

もちろん、プレリリース版ゆえの課題もいくつかありました。

注目の「BTイヤホンモード」を試してみたが…?

気になっていたのが、Bluetoothイヤホン経由で録音ができるという「BTイヤホンモード」です。

「イヤホンで聴いているZoom会議やポッドキャストの音がそのまま録れるのでは?」と期待して、私物のAirPods Proで検証してみました。

接続の挙動: AirPods ProとNotra本体をペアリングすること自体はスムーズに成功しました。

直面した課題: しかし、Notraに接続した瞬間、iPhoneとAirPodsの接続が切れてしまうという事象が発生。

録音の結果: 録音ボタンを押すと開始はされるものの、保存されたデータは「0秒」となり、音声をキャプチャすることはできませんでした。

【ガジェット好きの考察】 おそらくこのモードは「スマホで再生中の音を録る」のではなく、「Bluetoothイヤホンを『外部ワイヤレスマイク』として使い、Notra本体をレコーダーにする」ための機能だと推測されます。

少なくとも現時点(ベータ版)では、

Bluetoothイヤホンを「聴くため」と「Notraへの入力用」で同時にスマホと繋いで運用するのは難しいようです。

製品版がリリースされたら使ってみたいとおもいます。

アプリの日本語表記と「ベータ版」のリアル

現状のアプリ(プレリリース版)を使ってみて、日本語周りについては正直なところ「まだ調整中だな」と感じる部分がいくつかあります。

メニューの日本語化: 項目や説明文で、「怪しい日本語」が散見されます。ここは時間の問題で修正されると思います。

テンプレートの現状: 現在のAI要約テンプレートは「議事録」しか選べない状態です。

今後、「インタビューモード」をはじめとする多彩なテンプレートが順次搭載される予定とのことです。

今回はインタビュー動画の素材を「議事録モード」でテストしましたが、それでも十分に「うまいこと」文脈を汲み取って整理してくれました。

これが専用のインタビューモードになった時、どれほど精度が上がるのか、今から楽しみです。

24時間録音という圧倒的な安心感と活用シーン

このNotraを使っていて、ガジェット好きとして一番の強みだと感じたのが「24時間連続録音」という驚異的なスタミナです。

正直、これほどコンパクトで薄い筐体でありながら、丸一日ずっと録り続けられる機材はなかなかありません。

このスタミナがあるおかげで、バッテリー切れを心配せずに済むのは、実用面で非常に大きな安心感につながるとおもいます。

僕自身、仕事で「議事録」を作る機会はほとんどありませんが、このNotraは「対談などを撮る時のバックアップ用マイク」として非常に優秀なのでは?と思っています。

本体が薄くて目立たないため、テーブルの上にポンと置いておくだけで、メイン機に何かあった時のための「完璧な予備」として機能してくれます。

24時間回しっぱなしにできる安心感と、どこにでも馴染むコンパクトなデザイン。

この組み合わせが、私にぴったりなNotraの使い道かもしれません。