この記事は後編になります。
比較したい部分
安易な考えになりますが、とりあえず噂でよく聞くこの4つの違いをしっかり自分でも体験したいと思います。
ー前の記事で紹介ー
①ボケ感
②解像感
ーこの記事で紹介ー
③高感度耐性
④ダイナミックレンジ
③高感度耐性の違い
単純にセンサーサイズの違いもありますが、
今回検証するBMPCCとS5ⅡはどちらもデュアルISOを採用しています。
しかし、それぞれの基準感度は違うためノイズの出方には影響があると思います。
画像比較
「ISO4000で比較」
BMPCCもISO4000ぐらいまではそこまでノイズは気になりません。
「ISO6400で比較」
ここらへんになると若干BMPCCのほうが、全体にノイズが乗り始めます。
暗部の表現が違う
ノイズ感でいうともちろんフルサイズが強かったですが、
注目したいのは暗部の色の出方。
ISO16000で見比べてみると、
明らかに、S5Ⅱの方が紫ががっているのがおわかりいただけると思います。
実際の色味はBMPCCのほうが近いので、ノイズは乗っていても色の正確性で行くと、
BMPCCの方がいいのかもしれません。
④ダイナミックレンジの違い
今回比較に使ったのは、BMPCCはFilmを使用、S5ⅡはV-logを使っています。
画像比較
まずは、Rec.709にカラースペース変換した状態で見比べらべてもらおうと思います。
「BRAW toRec.709」
「V-log toRec.709」
このままではコントラストが揃っていないので、BRAWの素材を、
v-logのコントラストと同じぐらいになるように調整します。
調整後がこんな感じ。
左下の石の影の部分をみると、
立体感の違いが出ているような気がします。
ただV-logはくっきりはっきりといった印象なので、BRAWのほうがシネマライクな絵に見える気もします。
動画でも解説しています。
結論。
結論としては、
映像に関しては、フォーサーズでいいんじゃない!?
というのが個人的な感想です。
動画は被写界深度が稼げるフォーサーズ(スーパー35mm,APSCを含む)、写真はフルサイズの組み合わせが自分の用途には最高な気がします。