今回は一世代前である、
SIGMA 35mmF1.4 DG HSMを使ってみたので、
一眼レフレンズをミラーレス機で使うとどうなるのか。
使用前に気になっていた部分や使った感想などをまとめてたいと思います。
まとめ
早速使用感をまとめると、
最高のSIGMA Artラインの描写性能を求めるなら、現行モデルがオススメ。
という結果になりました。
以前85mm F1.4 DG DN | Artを使いましたが、
あのときほどの感動的な描写性能が味わえるかというと、
そこまではいかないかなといった感じ・・・。
決して写りが悪いわけではありませんが、
現行のSIGMAアートシリーズの描写を期待してしまうと、やはりレンズの進化を感じてしまいました。
(SIGMAすごい。)
もちろん、撮影条件が違うので厳密にくらべられてはいませんが、
やはり一眼レフ機用に開発されたものと、ミラーレス機用に設計されたもので描写性能に差が出るのかもしれません。
35mmF1.4 DG HSMの作例
作例をいくつかご紹介します。
いいレンズです。
そして35mmという画角。
16;9の動画では標準レンズじゃないかとも言われますが、
写真にするとまぁ・・・難しい。
初見だと思ったより広いなぁという印象。
広角でも無いけど絶妙に背景が入るので背景整理が難しい。
奥の深い焦点距離だと思いました。
気になっていたところを検証
AFは十分?
オートフォーカス性能は、個人的には十分満足できるレベルでした。
むしろ早すぎて一瞬でピントが合うと違和感があるときもあり、
場合によっては、追従速度や感度を遅くしたほうが使いやすい場面もありました。
AFの駆動音は?
HSMモデルは、オートフォーカスのモーターに超音波モーターが搭載されており、モーター駆動音が気になりましたが、
結果、外の撮影であればホットシューにマイクを付けても大丈夫そうでした。
静かな室内とかだともしかすると駆動音を拾うかもしれません。
(時々AFが暴れるときに、駆動音が大きくなるので注意は必要かと思います)
フォーカスブリージングは?
フォーカスブリージングはある程度出ていますが、
ギリギリ実用範囲かなといった印象です。
(ブリージングが目立って気になる程度ではないぐらいの感じです)
最短撮影距離は実用的?
最短撮影距離が30cmということもあり、十分に寄れるレンズだと感じました。
実用上は十分なスペック。
35mmの画角が準標準域ということもあり、引いても寄っても撮れる、使いやすいレンズだと思います。