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カメラ

【NOKTON】 vs 【Planar】写りの違いはどこに出る!?

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写りの似ているレンズ

今回は私のお気に入りレンズである、Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 AsphericalとCONTAX Planar T*50mm F1.4 。この2本のレンズを見比べてみたいと思います。

実際に使っていてこの2本、写りが似ているように感じていました。

なので、同じ被写体を撮り比べてみて写りの違いがどこに出るのか検証してみます。

 

動画でも紹介しています。

 

違いが出る部分

フレアの出方

一番わかりやすい違いとして出たのが、夜間、光源を写したときのフレア。

NOKTONはほぼフレアは出ていませんが、Planarはどの絞りを使っても出ていました。

 

個人的にはフレアが出たほうが雰囲気があって好きですが、ミストフィルターや編集であとから追加できることを考えると、実用ではフレアの出ないNOKTONのほうがつかやすいかもしれません。

 

ボケ量の違い

続いて感じたのがボケの違い。

同じ絞り値で比べた場合、Planarのほうがボケ感が強くでます。

もちろん画角が40mmと50mmで違うのでその影響もあると思いますが、こんなに違うんだと驚きました。

 

NOKTONは開放がF1.2まで使えるので、

実際に同じ場所から40mmF1.2で撮影したものと、50mmF1.4で撮影したものを比べるとボケ感が近くなるので使用上では差が大きくでないかもしれません。

 

玉ボケの違い

玉ボケに関しては、NOKTONは開放でキレイな円になっていますが、Planarは少しレモン型になっていました。

お互い1段絞ると、玉ボケは円形でなくなります。

絞り羽がPlanarは6枚、NOKTONは10枚となっているので玉ボケの形に違いが出ますが、個人的にはNOKTONの玉ボケは変に目がいってしまうので、Planarのボケのほうが見やすい印象がありました。

 

光芒の違い

同じく、絞り羽の影響が出るのが、光芒。

NOKTONは10本、Planarは6本出ています。

ここも好みになりますが、10本だと個人的には出すぎている印象があるので6本ぐらいがちょうどいい気がします。

 

 

写り(色味)の違い

ここからは、すこし細かな違いを見ていきたいと思います。

NOKTONの魅力でもある高い描写性能ですが、見比べてみるとPlanarの描写性能にも驚かされます。

写りの方向性が近い2本だとおもっていましたが、こうやって見比べてみると、

NOKTONのほうがややコントラストが高く彩度も強い印象です。

Planarのほうが若干色が薄くなるようで、質感が少しフィルムっぽくなる気がします。

このしっかり写ってるけど、写りすぎてない質感がPlanarの魅力であり、私が好きなところでもあります。

 

一方でNOKTONは、まるで画面から浮き出てくるような写真が撮れることがあり、

ドキッとする瞬間があります。

私がNOKTONを購入した決め手がコレで、この感覚が味わえるレンズは今のところこのレンズ以外出会えていません。

 

機能面の違い

では最後に両レンズの機能面での違いもまとめてみたいとおもいます。

絞り値はNOKTONがF1.2からF22まで使えるのに対し、PlanarはF1.4−F16となっています。

絞りのコントロールにも違いがあり、Planarは1段ずつ絞っていきますが、

NOKTONはさらに半分の1/2段ずつ絞ることも可能です。

 

フィルター径はPlanarが55mm。NOKTONは52mm。

最短撮影距離はPlanarは45cm。NOKTONが50cmでした。

私のNOKTONはVMマウントのものを使っており、

焦点工房のヘリコイド付きのアダプターを使っているので結果としては、NOKTONのほうが寄れるレンズになっています。

 

 

ということで今回は、NOKTON 40mm F1.2 AsphericalとCONTAX Planar T*50mm F1.4 の写りの違いを見比べてみました。

結構似ているレンズだと思っていましたが、こうやって見比べてみると違いがわかってより使い分けがしやすくなりました。