映像制作で物撮りの課題
動画で物撮りをする場合、
動きが無い物は、そのまま撮ると見飽きる映像になりやすいので、
どうすれば動きを出せるか毎回悩みます。
私が考えつく動画に動きをつける方法は、
「映像に動きを付ける方法」
・物自体が動く(周辺の物が動くことも含む)
・光または影が動く
・カメラが動く
ぐらいでないかと思います。
もちろん組み合わせることもあるとおもいますが、この3つが主な動きではないでしょうか?
(他のアイディアあったら教えてください)
今回はこの中で「物またはカメラを動かす機材」をご紹介します。
1,ビデオ雲台
★★★★★
最初に紹介するのはビデオ雲台。
効果としては、オイルの力を使ってパンやチルト操作を、なめらか動きにしてくれます。
私が使っているのは、「ManfrottoのMVH502AH」という雲台で、
パン方向とチルト方向それぞれで、オイルの抵抗具合を調整できるようになっています。
うまく調整すると、斜めの移動も比較的簡単にできるようになります。
簡易的なビデオ雲台も所有していますが、
なかなか、なめらかな操作が難しいので、
安定したパンやチルト操作をするには、それなりに大きくしっかりしたビデオ雲台が必要になるみたいです。
「MVH502AHの価格」
新品・・・・25,000円
中古・・・・15,000円
2,ターンテーブル
★★
続いて紹介するのが、ターンテーブル。
その名通り土台が電動で回転するといった機材です。
台の上に商品を乗せることで物が回り、
前面から背面まで商品の全体を見せる事ができるのが特徴です。
私が好きな使用方法は、
「スポットライトを当てて、ライティングで質感を強調させて撮る方法」
このターンテーブルにはリモコンが付属しており、離れた位置から操作も可能で速度の変化や回転角度の指定もできます。
デメリットとなるのが、電動なので駆動音がしてしまうことと、
動きが単調なので、撮れるカットのバリエーションが増やしづらいことがあります。
価格はAmazonで8000円。
ターンテーブルは3000円台でもありますが、
違いはサイズと耐荷重。
3000円だと5キロぐらい8000円だと耐荷重100キロとなっています。
3,スライダー
★★★★
最後に紹介するのが電動スライダー。
こちらは、「SMARTTAのSliderMini2」という商品でスライダーとしては、かなり小ぶりなものになります。
スライダーの特徴として、撮影のバリエーションが多いことがあります。
手持ちで左右の動きを撮影しようとするとブレが目立ってしまいますが、
スライダーだと簡単になめらかなスライドショットを撮影することが可能です。
前後の動きとしても使用でき、広角レンズと組み合わせると相性が良い。
広角レンズで前後の動きに使う場合、スライダーの映り込みが気になりますが、このスライダーはコンパクトなので映り込みしにくい、ということはメリットでした。
上下方向の移動にもつかえる(垂直方向の耐荷重は1.25Kg)ので撮影のバリエーションは広がるとおもいます。
(この例の場合、カメラとレンズで約1.4Kgでも一応可動しました)
ビデオ雲台と違って被写体が立体的な動きになるのが一番の魅力だと感じました。
「操作方法」
本体側・・・側面ボタンの押す回数で変化
(1回止まる、2回右へ、3回左へ、4回中央へ)
スマホアプリ・・・移動の向き、スタート・ストップ、速度調整等々可能
個人的に結構熱いポイントが、
アプリの接続の速さと安定度。
結構アプリの仕上がりが微妙な機材も多いですが、サクッとつながるのでかなり快適につかえました。
デメリットとしてはターンテーブルと同じく電動なので駆動音があること。
あとは、コンパクトなので可動範囲は小さくなってしまいます。
ここは携帯性との引き換えになってしまいますが、
このスライダーで表現できる移動距離は20cm。
短いかと思いましたが、20cmでも十分スライダー感は出るなといった印象でした。
最初の一本としては十分かとおもいます。
「SliderMini2の価格」
新品・・・・45,000円
中古・・・・20,000円