今回は、オールドレンズの定番であるSMCTakumarの55mmを手にしてみて思いのほか気に入ってしまったので、
オールドレンズで動画を撮るべく、次に選んだレンズをご紹介したいとおもいます。
自分が好きな、SMCTakumarらしいところ
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/PGLF2922-683x1024.jpg)
自分の中で、SMCTakumar55mmの魅力は3つ、
・開放での独特なフレア
・絞ったときの高い描写
・色味
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/PGLF2937-1024x683.jpg)
この特徴を生かしたまま、レンズ構成を作りたかったので
同じPENTAXのSMCTakumarシリーズで探してみることにしました。
導入したレンズ
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/スクリーンショット-2024-01-15-14.48.08-1024x478.png)
今回導入したのは、
同じPENTAX SMC Takumarの28mmF3.5と135mmF3.5のレンズ
どちらのレンズも、当時はエントリー向けのレンズだったようで
中古相場でも比較的球数が多くかなり安く手に入りました。
ちなみに私は2本で9000円ほどで購入できました。
SMCTakumar55mmと相性は?
この2つのレンズを購入する上で重要視していた、
55mmのレンズとの相性を調べてみたいと思います。
フレアは同じように出る?
55mmF1.8のフレア
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/スクリーンショット-2024-01-15-12.20.22-1024x698.png)
SuperTakumarの定番とも言えるこのフレア。
55mmのフレアはこんな感じで、光源の周辺に出る虹色の輪っかが特徴的で、
このフレアを使うためだけに開放を使うと行っても過言ではない・・・。
28mmF3.5のフレア
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/スクリーンショット-2024-01-15-12.21.23-1024x881.png)
うっすらと出来ていますが、55mmほどは出ていません。
ほぼ出ないと思ったほうが良さそうです。
135mmF3.5のフレア
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/スクリーンショット-2024-01-15-12.23.14-1024x869.png)
こちらのレンズは、28mmのレンズよりは虹色のリングが発生しています。
ある程度は虹色フレアを楽しめそうですが、
全体的に光源の影響を受けやすく、フレアがうっすら入り全体が白っぽくなりやすいので、
逆光で使う場合には注意が必要です。
ちなみに、一段絞ってF4にすると55mmのレンズと同じように虹色のフレアは消えました。
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/スクリーンショット-2024-01-15-12.24.13-1024x863.png)
それより目立つのが、筋状のフレア。
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/スクリーンショット-2024-01-15-12.25.36-1024x808.png)
なかなか癖強レンズだとおもいます。
色味や写りは近いのか?
早速見比べてみましょう。
[55mm]
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/スクリーンショット-2024-01-15-12.27.03-1024x578.png)
[28mm]
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/スクリーンショット-2024-01-15-12.27.25-1024x573.png)
[135mm]
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/スクリーンショット-2024-01-15-12.28.01-1-1024x575.png)
画角が違うのでわかりにくいですが、
同じメーカーで似たような世代のレンズということもあり、
比較的似たような映像が撮れると思います。
ただ全体的に28mmのレンズはコントラストがやや高く、
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/スクリーンショット-2024-01-15-12.41.26-1024x572.png)
逆に135mmのレンズはコントラストが薄くなる傾向があるように見えます。
コントラストを少し調整したものがこちら。
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/スクリーンショット-2024-01-15-12.41.40-1024x570.png)
このレンズたちを選んだメリット
2本目3本目として、このレンズたちを選んだメリットが
・マウントが共通
・フィルター径
であることがあります。
すべてM42マウントなのでアダプターが一つで良いのでコスパは高い。
ただ、M42マウントはスクリュー方式なのでレンズ交換の時間がかかるのはデメリットになると思います。
このレンズ構成の使い分け
多分一番メインになるのは、55mmのレンズだと思います。
だたどうしても画角が狭かったりダイナミックに取りたい場合に物足りないので
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/スクリーンショット-2024-01-15-12.45.15-1024x574.png)
そういった場面では28mmを使うことになると思います。
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/スクリーンショット-2024-01-15-12.45.40-1024x571.png)
個人的に広角レンズ特有のパース感が好みではないので28mmがちょうど良かったですが、
広角としては少し物足りない画角でもあるので、広く収めたい場合には24mm以下のほうがいいと思います。
135mmの使い道ですが、これはそんなに出番は無いかもしれません。
あっても、一つの映像作品で1割ぐらいかも。
ただ、望遠レンズ特有の圧縮された映像やボケ感はインパクトがあり、目を引くので、
![](https://otnlife.com/wp-content/uploads/2024/01/スクリーンショット-2024-01-15-14.39.54-1024x571.png)
ここぞ!というショットを撮るとき活躍してくれるレンズになるとおもいます。
望遠レンズとしては105mmのレンズもありますが、
より望遠レンズらしい圧縮効果と、グッと狭い切り取り方が、
自分の好みだったので、135mmにしました。
欠点が、手ブレが目立ちやすくなること。
LUMIXの手ぶれ補正をもってしても手ブレが出やすくなるので、
しっかりかまえることを意識しながら使う必要がありそうです。
ということで、今回は私が2本目に選んだオールドレンズをご紹介しました。
参考になれたら嬉しく思います。