普段、自宅でナレーションの収録をしているんですが、
「声が反響して聞き取りづらいな…」と感じることがありました。
防音室を作るほどではないけれど、もう少し録音環境を整えたい。
そう思っていろいろ調べていた中で見つけたのが、TroyStudioの吸音ボックスです。
実際に購入して使ってみたので、導入前の疑問点から、使ってみて感じたメリット・デメリットまで、リアルな感想をまとめてみました。
動画でも紹介しています
購入前に気になっていたこと

導入前に特に気になっていたのは、以下の3点です。
設置が簡単で手軽に使えるか?
部屋に置いて邪魔にならないサイズか?
本当に反響やノイズが軽減されるのか?
口コミはいくつか見つけたものの、「自分の環境でも同じように効果が出るか?」が正直一番気になっていました。
購入&設置の流れ

今回購入したのは中古品で、価格は約3,500円ほど。
(※新品は6,000円前後で購入可能です)
商品は折りたたまれた状態で届き、吸音スポンジはやや大きめ。
ですが、これはあえて隙間を埋めるような設計になっていて、押し込んで設置すればきれいに収まりました。
組み立ては非常にシンプルで、5分もかからず完了。
完成後のサイズは幅42cm × 高さ32cm × 奥行き31cmと、比較的コンパクトですが、それなりの存在感はあります。
事前に設置スペースを確認しておいた方が安心ですね。
音質の変化をマイク別に比較
コンデンサーマイク(marantz MPM-4000U)

このマイクは高感度で音質が良い反面、環境音や反響も拾いやすいのが難点です。
使用前: 声が壁に反射して少しこもった印象
使用後: 吸音ボックス内で録音することで、反響が抑えられクリアに聞こえるようになりました
特に、ナレーションやポッドキャストなど声がメインのコンテンツを作っている人には、違いがしっかり感じられると思います。
ダイナミックマイク(FIFINE タンク3)

元々指向性が強く、周囲の音を拾いにくいマイクですが、反響はゼロではありません。
使用前: 破裂音や一部の響きが若干気になる
使用後: コンデンサーマイクほどの変化ではないですが、反響がやや抑えられている印象でした
結果として、マイクの種類を問わず一定の効果があることが分かりました。
実際に使ってみた感想(メリット・デメリット)
良かった点

反響音が明確に軽減され、声がクリアに
組み立てが簡単(工具不要で5分以内)
コストパフォーマンスが良い(特に中古はお得)
初めての吸音対策としては、かなり導入しやすいアイテムだと感じました。
気になった点

コンパクトながらもある程度の設置スペースが必要
ボックス型のため、録音中にPCやタブレットを正面に置くのが難しい
私はスマホを三脚にセットして、ボックス内で台本を確認しながら収録しています。
収録中にカンペを確認するスタイルの方は、こういった工夫が必要かもしれません。
こんな人におすすめ

実際に使ってみて、特におすすめだと感じたのは以下のような方です。
自宅でナレーションや音声収録をしている方
防音室は難しいけれど、簡易的に反響を抑えたい方
逆に、以下のような方にはあまり向いていないかもしれません。
映像収録でカメラに映りながら話したい方
すでにダイナミックマイクで満足している方
そういった場合は、吸音ボックスではなく、壁に吸音パネルを貼るなど空間全体を整える対策の方が効果が出やすいかもしれません。
まとめ:簡易防音対策としては◎
TroyStudio吸音ボックスを使ってみた結果、自宅録音の音質は確実に改善できました。
組み立ても簡単で、コスパも良く、個人的にはかなり満足しています。
気になっている方は、一度チェックしてみるのもアリだと思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。