今回は動画撮影していくうちに、欲しくなるカメラゲージについてご紹介したいと思います。
カメラゲージの問題
動画撮影する場合、マイクや映像転送装置、外部モニターや外部バッテリーなど、他の機材と一緒に使いたくなる場面が出てくることがあります。
そうなるとカメラゲージが必須。
機材好きとしてはリグを組む作業は大好きな時間なんですが、
気軽な撮影になると、少しでも軽く小さくしたくなり結局外してしまう・・・
でも機材はつけたい。。。
その結果、
以前紹介したような、【トップハンドルに全部まとめる】という暴挙に出ていました。
動画でも紹介しています。
理想的なカメラゲージを見つけた
もう少し簡単にゲージのつけ外しが簡単にできないものか・・・
と悩んでいたときに出たのがファルカムのハーフゲージ。
このシステムを見たときに、
と驚いたのを覚えています。笑
ゲージを瞬時に脱着するというアイディア、
コレが可能なのは、現状このゲージだけだと思います。
そしてこの機構だからこそ対応する機種が多いのもこのゲージのメリットだと思います。
Falcamのハーフゲージの問題点と解決策
問題点
ただ一点、予想外なことがありました。
それが対応カメラに記載されていたLUMIXのS5Ⅱですが、
実際に取り付けて見ると
上部のゲージを折り曲げた時にペンタ部と干渉して90度に曲げられない・・・・
おぃおぃおぃ!!!!ウランジさんよぅ!
話が違うじゃないか!
文句を言ってやろうと再びサイトをみてみると、
どうも背が高いカメラはトップ部のゲージは開いた状態で使う想定らしいです・・・・。
えっ嘘・・・・
コレは完全に確認不足でした・・・・。
解決策
しかし、私、一つの解決策を見つけてしまいました。
それが、セットで発売されている緩み防止型の新型プレートでなく、旧モデルのプレートを使うという方法。
若干ではありますが、カメラの高さを下げる事ができるので、なんとか上部のゲージを曲げることができます。
ただ、これでも当たってしまってるので傷防止用のテープを貼っています。
(コレをするとF22がつかえなくなるので使いたい場合はカメラ側に貼ったほうがいいかも)
これをしてもカメラが傷が付く可能性はあるので、
気になる方はやめておいたほうがいいかと思います。
このハーフゲージをコの字型に使いたい場合は、
高さが95mm以下のカメラである必要がありそうです。
購入の際はここを理解していないと、ショックがデカいかもしれません。
カメラに付けてみた
実際にS5Ⅱに装着した状態がこちら、若干サイドプレートがオフセットされているのでHDMIやUSBケーブル、マイク、イヤホンも問題なく装着可能です。
Falcamハーフゲージの詳細
ここからはハーフゲージの詳細を見てみたいと思います。
まずは下部、F38のクイックリリースベースの裏はF22F38F50の3つに対応した最近のファルカムのインターフェースになっています。1/4ネジも2個所空いています。
続いてサイド部、こちらは4箇所の位置調整が可能な、F22の4箇所のクイックリリースインターフェースを主軸に1/4ネジが3箇所、回転防止のARRI穴がついています。
上部はサイドと同じような仕様でF22の移動箇所が3箇所になり、1/4ネジも3つになっています。
サイド部と違い背面側にもF22が取り付け可能になっています。
各部分の角度調整が出来るのがこのゲージのと特徴ですが、可動部はロック式となっており、不用意に曲がることがないような仕様になっているは安心出来る設計だと思います。
ちなみに一番強度が弱そうなプレートをまっすぐにした状態でも耐荷重は4.5Kgあるようなので結構な強度があると思われます。
リグの構成例
最後にこのゲージを使ったリグの構成例をいくつか紹介したいと思います。
インタビュー撮影後、音声は必要ないBロールを撮影する場合。
インタビュー中は必要な機材をすべてこちらのゲージに取り付け、
Bロール撮影時はカメラだけ取り外して使用できるようにしました。
インタビュー撮影後、Bロールの音声も必要な場合。
ホットシューに取り付け可能なトップハンドルをつけることで、
手持ち時に必要なマイクをつけることができます。
(ホットシューに直接つけてもいいけど・・・・)
縦撮影が必要な場合。
縦での撮影の場合L字プレートをつける必要がありますが、このゲージのサイド部にF38プレートをつけることで簡単に縦構図に変えることも可能です。
このように様々な使い道が広がるゲージなので、
それぞれの用途にあった使用方法が見つかる機材かと思います。
ということで今回はファルカムのハーフゲージをご紹介しました!
高さ問題以外はかなり理想的なゲージに出会いました!
ゲージを使いたいけど、いつもはいらないというユーザーにとってはかなり便利な機材になってくれると思います。