今回は、Vlog撮影で目立たないマイクを探し回った結果、ついに3Dプリンターを導入してしまった話をご紹介します。
動画でも紹介しています
Vlogマイクとして優秀な「DEITY D4 Duo」だけど、、、
「DEITY D4 Duo」は、コンパクトながら前後それぞれ別チャンネルで収録ができる優れたマイクで、1チャンネル入力にも対応可能です。
その使いやすさと性能は素晴らしいのですが、カメラの上に取り付けるとどうしても目立つという欠点が。
さらにコンパクトなマイクとしてSennheiserの「MKE200」も検討しましたが、レビューを参考にした結果、買い替えには至りませんでした。
「もう少しマイクが低い位置にあれば目立たなくなるのに……」という悩みを解決すべく、とうとう自作を決意!
3Dプリンターでマイクマウント作成
3Dプリンターを駆使して、理想のマウントを設計・製作することにしました。
バージョン1:爪が折れた
ホットシューにマイクを低い位置で取り付けられるマウントを設計。
しかし、マイクをはめた瞬間に爪が折れるという残念な結果に。
バージョン2:強度を上げたけど……また折れた
爪の薄さが原因と考え、全体の強度を上げて再設計。
しかし、再び爪が折れる事態に。改良の必要性を痛感しました。
バージョン3:ゴムで固定する方式に変更
爪で固定する構造を諦め、ゴムで固定できるデザインに変更。
さらに、マイクが後ろに飛び出ないよう前方にオフセットする形状に。
結果、無事に固定は可能に。
バージョン4:印刷方向を工夫したが失敗
ゴム固定では見た目が悪いと感じたため、印刷方向を工夫し、爪の強度を確保する設計に。
パーツを2つに分けて再設計した結果、爪が割れないようになったものの、接合部がスカスカで固定できず、さらにホットシューに干渉して取り付け不可に。
バージョン5:完成版
接合部を四角形に変更し、ホットシューの干渉も解消。ようやく完成版が完成しました!
テスト開始
完成したマウントを実際に使用し、以下の点を検証しました。
Q1:外れることはないか?
A1:マイクの爪は問題なく、シューも安定しており、脱落の心配はほぼなし。
Q2:クッション性能がなくなった分ノイズは入らないか?
A2:歩く程度なら大丈夫そう。走るとだめ。
Q3:レンズのモーター駆動音は拾わないか?
A3:結構拾ってる・・・AFでは使えそうにない。
結果は完璧とは言えませんが、おおかた満足する出来になりました。
しかし、大きな見落としが……
肝心の風防の存在を忘れていました。付属のウインドジャマーを試してみたところ、サイズが大きすぎて使用不可。
現在、Amazonで汎用のウインドジャマーを購入中。到着後に再度テストを行い、結果をお伝えする予定です。
今回の試行錯誤を通じて、理想のVlogマイクセッティングに一歩近づくことができました。今後さらに改良を加え、進展があればまたご報告します!