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今だからこそGH6が“ちょうどいい”理由とは?ミラーレス2台体制の最適解を再考

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

 

※この内容は動画でも紹介しています。詳しくは記事内にてリンクをご確認ください。

S5ⅡとS9の2台体制でも満足だった…けど

S5ⅡとS9、この2台で撮影環境としては一通りのことができていて、正直そこまで大きな不満はありませんでした。

でも、使っていくうちに「ちょっとしたストレス」がじわじわと蓄積していたのも事実です。

たとえばS5Ⅱの場合、HDMIケーブルを挿したままだと、背面モニターの自由度がかなり制限されてしまいます。

自分のようにワイヤレスモニタリングを多用するスタイルでは、物理的な干渉が地味に大きなストレスになります。

しかもHDMI接続中は、本体か外部モニターのどちらか一方にしか情報表示ができない仕様

設定値を確認しながらの撮影ができないことも多く、これが想像以上に使いづらい。

 

S9に関しては、軽量コンパクトでVlogやサブ機としてはとても優秀。

ただ、操作性に関してはやはり限界を感じていました。

特に気になったのがISO感度の操作。

S5Ⅱでは3つのダイヤルに主要設定を割り当てられるので直感的に操作できますが、S9ではISOの調整だけがワンテンポ遅れる。

室内でライティングを使って物撮りすることが多い自分にとって、ISOをサッと変えられないのは撮影効率に直結する課題でした。

S1Hの後継より、今の自分に合うのはGH6かも?

そんな中、ふと思い出したのが「S1Hの後継が出たら導入するのもアリかも」という考え。

とはいえ、S1ⅡやS1RⅡの価格帯を見ていると、フラッグシップ機はボディだけで40〜50万円になる可能性が高い。

確かに性能は申し分ないし、いつかは触ってみたい機種。

でも、試すにはちょっとハードルが高い。

 

そこで改めて考えたのが、「自分の撮影スタイルに本当に必要なカメラって何だろう?」ということ。

自分は物撮りやレビュー動画が中心で、フルサイズでは被写界深度が浅くなりすぎることが多い。

結果的にF8まで絞って使うシーンも珍しくありません。

それなら、最初からセンサーサイズが小さいカメラを選んだほうが、自分のスタイルには合っているのでは?

そう考え直したときに、改めて注目したのがGH6でした。

価格も導入の大きな後押しに

GH6は発売当初こそ33万円ほどしていましたが、2025年現在ではレンズキットでも中古で20万円以下で手に入ります。

フラッグシップとしての性能や操作性を考えると、これはかなり魅力的な価格。

「今のスタイルにちょうど合ってて、この価格なら試す価値アリかも」——そう思って、GH6を導入する決断をしました。

物撮りメインなら、MFTセンサーがハマる

 

実際にGH6を使い始めて感じたのは、自分の撮影スタイルとのフィット感の良さ。

物撮りが中心の自分にとっては、標準〜中望遠域でしっかりピントが合うセンサーサイズのほうが扱いやすい。

フルサイズだとF8以上まで絞らないと被写体全体にピントが合わないこともありましたが、GH6のMFTセンサーならF4くらいでもしっかり被写体を捉えられる。

ボケで魅せる映像ではなく、“情報をしっかり伝える映像”を撮るには、ちょうどいいセンサーサイズだと感じています。

マイクロフォーサーズレンズの魅力と可能性

GH6を選んだもう一つの理由が、個性的で使いやすいズームレンズが揃っていること。

  • OLYMPUS 12-100mm F4:換算24-200mmを1本でカバー、手ブレ補正も強力
  • LUMIX 10-25mm & 25-50mm F1.7:換算20-100mm、実質F2.4の明るさでズーム運用
  • 12-60mm(レンズキット):換算24-120mm、万能で最初の1本に最適
  • 35-100mmや50-200mm:望遠域をコンパクトに運用できる候補

 

ズーム全域で明るさが変わらない「通しズーム」を好む自分にとって、MFTのレンズ群はまさに理想的。

とくにキットレンズの12-60mmは非常に優秀で、これ1本で多くのシーンをカバーできそうです。

S5Ⅱとの役割分担で2台体制がより快適に

GH6を導入したことで、S5Ⅱとの使い分けも明確になってきました。

  • 背景をぼかしたい・暗所・AF重視の撮影 → S5Ⅱ
  • 物撮り・レビュー動画・望遠撮影・スローモーション → GH6

 

S5Ⅱは像面位相差AFで多少の安心感はありますが、マニュアルフォーカス派の自分にはそこまで重要ではありません。

一方、GH6は4K120pのスローモーションが撮れる点が非常に魅力的
そして、ボケすぎないMFTの特性が、商品撮影などでは逆にアドバンテージになります。

ちょっと残念だったポイントも正直に

唯一ショックだったのが、HDMI出力の仕様。

S9ではできていた「本体と外部モニターの両方に情報表示」が、GH6でもできなかったこと。

フラッグシップだから当然対応していると思い込んでいたので、これは少し残念でした。
ただ、GH6はS5Ⅱよりも前に出たモデルなので、単に世代の差だったのかもしれません。

まとめ|GH6は“今の自分にとって最適な選択肢”だった

S5ⅡとS9で満足していたつもりでも、実際にGH6を使ってみると、
「あ、こっちの方が合ってるな」と思える場面がかなり多かったです。

特に、情報をしっかり伝える撮影や、望遠・スローモーションなどでの運用にはぴったり。

しかも、中古価格で20万円以下というコスパも含めて、
今の自分の撮影スタイルにジャストフィットする1台だったと感じています。

今後は、GH6の実際の使用感やフルサイズ機との比較なども動画で発信していく予定なので、ぜひチェックしてみてください!