旅レンズに“新しい選択肢”が登場

2025年9月25日、旅撮影を愛する身としては見逃せない一本が発表されました。
SIGMA 20-200mm F3.5-6.3 DG|Contemporary。
20mmの広角から200mmの望遠まで、まさに旅を一本で完結させるレンジ。
これまで私は LUMIX 28-200mm と LUMIX 20-60mm の2本を目的に応じて使い分けていました。

そんな中、このSIGMAを見た瞬間、「これは必要な一本だ」と確信し、予約開始と同時に注文。
今回は、長く愛用してきた LUMIX 28-200mm と比較しながら、実写ベースで違いをレビューします。
写り・色味の違い

LUMIXは赤の発色が強く、全体的に彩度が高め。
対してSIGMAはニュートラルで落ち着いた色味で、編集耐性の高いトーンです。

どちらもフォトスタイルは“スタンダード”ですが、LUMIXはやや濃い仕上がりのため普段は「人物」を使っています。

ボケについては、両レンズとも違和感のない自然なボケ感で、大きな差はありません。
画角の違い:20mmの威力

旅ではこの差が非常に大きいです。
20mmが使えるだけで構図の自由度がまったく違う。

広い景色、自撮り、旅先の雰囲気を広く切り取りたい人にはSIGMAが圧倒的に有利です。
手ぶれ補正の違い

SIGMA 20-200mm はレンズ内手ぶれ補正が非搭載。
一方LUMIX 28-200mm はレンズ内手ぶれ補正対応。
固定撮影では広角側では大差なし。

200mmではLUMIXの「手ぶれ補正ブースト」がかなり強力です。

歩き撮りではどちらも周辺の歪みが出ることがあり、大差はありませんが、電子補正“強”にすると画角が狭くなる点は注意が必要です。
フォーカスブリージングの違い

20〜85mmまではSIGMAのほうがブリージングが少なく、動画向き。
200mmではLUMIXが優秀でした。
総合的には SIGMA がやや有利という印象です。
絞り値と明るさの違い

スペックは
LUMIX:F4–7.1
SIGMA:F3.5–6.3
ですが、実写結果は以下の傾向でした。

・28〜135mmではLUMIXが少し明るい
・200mmでSIGMAが明るくなる
スペック通りとはいかず、実用ではLUMIXが明るく写るケースが多めでした。
AF性能(オートフォーカス)の違い

AF性能は両レンズほぼ同等。
SIGMAだから劣る、という印象は一切ありません。
物撮りの50mmでも精度は同等ですが、ブリージングが少ない分SIGMAの映像が自然に見えます。
マクロ性能:ここはSIGMAが圧勝

・50mm:SIGMA優位
・85mm:差が最大、SIGMAはしっかりマクロ撮影可能
“中望遠で寄れる”のは旅では強力で、料理・小物撮影などで重宝します。
価格差:1万円で得られる性能差

参考価格:
SIGMA 20-200mm:128,700円
LUMIX 28-200mm:118,800円(中古 約106,800円)
+1万円程度で20mm広角と高いマクロ性能が手に入ると考えると、SIGMAはコスパが良い一本です。
S9とのレンズキットで考える

LUMIX S9 の 28-200mm レンズキットは実質レンズ代が約79,200円。
S9 + SIGMA 20-200mm を別購入すると約5万円差が生まれます。
判断基準は“20mmの広角が必要かどうか”。
重量とバランスの違い

SIGMA:550g
LUMIX:413g(−137g)
手に持つと差は少ないですが、S9のような小型ボディだとSIGMAは前側が重くなり、片手撮影では負担が大きくなります。

LUMIXはボディ側に重心が寄るため、取り回しが良好です。
サイズと操作性

SIGMAは途中で細くなるデザインでスリムに見える一方、LUMIXは均一でコンパクトに見えます。
フィルター径は SIGMA 72mm / LUMIX 67mm。

・ズームのトルクはSIGMAが少し固め
・フォーカスリングはLUMIXが重めでMFしやすい
・SIGMAはズームロック搭載で歩き撮影も安心
まとめ:1本で旅を完結させるならどっち?

今回の比較で感じたのは、SIGMAでもAFや補正面で制限がなく、Lマウントアライアンスの安定感が非常に強いということ。
・85mmでも寄れるマクロ
この2つの魅力が非常に大きく、旅やVlog撮影ではSIGMA 20-200mm 1本で完結できると感じています。














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