今回は私が普段機材運搬に使っている転がせるカメラバックをご紹介したいと思います。
重い機材をずっと背負う必要がないのが撮影のストレスをぐっと減らしてくれます。
動画でも紹介しています
VEO SELECT55BTのメイン収納
サイズ感
VEO SELECT55BTのメイン収納をご紹介します。
内寸を実際に測ってみると、
高さは40cm、幅は30cmぐらいあります。
手持ちで一番大きいLUMIXの70-200mmF4望遠レンズをつけてみるとこれぐらい。
このサイズで全長が25.5cmありました。
ちなみにフードを付けてもそのまま収納可能です。(フードを付けると30.5cm)
このてのバックで重要なのが深さですが、測ってみると11cm。
単焦点レンズであれば縦にいれることができました!
クッション材の厚みは12mmぐらいあり、ハードケースほどでは有りませんが十分な安心感はあると思います。
取り外し可能な内装
結構驚いたポイントだったのが、内装をまとめて外すこともできること。
このまま他のバックに移動させたり、
外して、SELECT55BTを普通のキャリーバックとして使うこともできます。
メイン収納の前面には、メッシュのカバーがついており、カバンを立てた状態で開けても、中の機材が飛び出てくることがないようになっています。
前面カバーの内側には、ポケットが3箇所。
上部のポケットは色分けされているで、使用済みのバッテリーやメモリーカードなどの仕分けをするのに便利です。
更に15インチのパソコンを収納できるポケットもついています。
中間部に飛び出し防止用のベルトが装備されているので、
前部のカバーを地面につけることなく、内部の機材にアクセスできる用になっています。
SELECT55BTの外観
前部カバーの外側には両サイドからアクセス可能なポケットがついています。
カバンのサイドには、3脚ホルダー。
よく見るポケットタイプとは違うので、重さのバランスを考える必要はありますが、
大型の三脚や三脚とライトスタンド2本同時に運搬するということもできるので、珍しい機構で驚きましたが結構使えるとおもいます。
反対サイドとバック上部にハンドルがあるので、カバンを持ち上げるのに困ることはありませんでした。
ショルダーパッドも厚め
こちらのバックは、背負って運ぶことも想定されているため、
肩紐の部分は、かなりしっかりした厚めのクッションがついています。
背中に当たる部分もクッション性通気性が高い構造になっています。
一応ウエストベルトも付属していますが、こちらはかなり簡易的なベルト。
しっかり腰で支えて持ち運びたい場合は、別のモデルを選ぶほうがいいかもしれません。
ベルトは収納可能
ショルダーベルトやウエストベルトですが、
キャリーモードで持ち運びぶときにはそのままだと邪魔になってしまいます。
そんな時のために、ストラップ類を収納できるポケットがついており、
こちらに収納すれば紐が引っかかることなく快適に運搬が可能です。
これらの機能は、背って運ぶ場合と引いて運ぶ場合の2つの持ち運びを想定した、このバックならではだと思います。
キャリーハンドルも収納されている
そして、このカバンの最大の魅力であるキャリー用のハンドルが、背面部分に収納されています。
このハンドルは最大で地面から1m ぐらいまで伸びてくれるので、高身長な私でも高さに不満が出ることはありませんでした。
機内持ち込み可能?
こちらのバックを選ぶうえで、私が気にしたのが機内持ち込みが出来るかということでした。
SELECT55BTは、幅が36×高さ56 X 奥行き22㌢となっており、
JALやANAの規定と比べると高さが1cmオーバーします。
※100席以上の機体の場合。100席以下は不可
ただ実際に測定してみると、この持ち手の部分は多少やわらかくなっているので、
ここを押し込めばなんとか高さは55cmになりそうです。
「こうすればギリギリ機内持ち込みできるのではないか?」
というのが私がこのバックを選んだ理由になります。
(自己責任になります・・・・)
確実に機内持ち込みをしたい場合、同じVANGURDから販売されている
VEO SELECT59Tを選べばサイズ感としては間違いないですが、こちらは車輪が2輪のタイプ。
このバックを転がして運ぶためには、必ず斜めにする必要があり、
4輪タイプと比べると、持ち運びがすこし不便になります。
私としては手軽に転がしながら運搬したかったので、4輪タイプを選びましたが、
飛行機での移動を重要視する場合は、SELECT59Tのほうが使いやすいと思います。
さらに、59Tにはタイヤカバーが付属しているので、背負った時に背中が汚れにくい仕様になっているのは羨ましいポイントでもあります。
SELECT55BTにはタイヤカバーは付属していないので、キャスターが汚れて背負うのが気になる場合、
私は、シャワーキャップをかぶせています。
VEO CITY CB34と一緒に組み合わせたい
私としては以前紹介した、
VEO CITY CB34と一緒に組み合わせて持ち運びたいですが、
機内持ち込みの重量がANAやJALの場合10kgまでとなっています。
それぞれのカバン重量は、VEO CITY CB34 が 1020g
VEO SELECT55BT が 4.32Kg あり合計で5.34Kg
つまり残り4Kgほどしか機材を詰め込むことができません。
これは現実的ではないので、
飛行機を使う場合は、実際はもう少し小さなサブバックを使うかメインバックは預けざるを得ないかもしれません。
ただコレは飛行機での場合のみの制限なので、
車や電車での移動の場合は問題なく使え、むしろかなりつかいやすい組み合わせかと思います。
VEO SELECT55BTの使い道
まとめると、VEO SELECT55BTは
運搬時間のうち、背負って運ばなければいけない時間がそこまで多くない場合に、かなり楽に運搬出来るバックだと思います。
圧倒的に転がして行くほうが体の負担は減るので、トローリーバックを一つ持っていると撮影行くが楽になると思います。
カメラバックは用途事に最適解が変わってしまうのでなかなか決めづらいですが、
私のような用途にとっては、これ以外の選択肢少ないのでいい相棒になってくれています。
以前紹介した、VEO CITY CB34との組み合わせもすごく使いやすいので参考にしていただければと思います。
もちろんレインカバーと南京錠も付属しています。