画質より手軽さを重視|Insta360 X4 Airで家族旅行を記録した感想

しかし、家族旅行で撮影にこだわりすぎると、カメラを準備したり画角を決めたりするたびに移動が止まってしまいます。
家族を待たせてしまううえに、自分自身の負担も増えてしまいます。

映像は残したいけれど、撮影や編集に大きな手間はかけたくない。
そのバランスを取るために、今回試してみたのがInsta360 X4 Airです。
購入時は楽天のPR企画を利用し、通常より購入しやすい条件だったこともあり、思い切って導入しました。
なお、この記事自体は楽天から提供を受けて作成したものではありません。
本記事では、家族旅行の記録用として360度カメラを選んだ理由と、実際に使って感じたメリットや注意点をまとめます。
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家族旅行で360度カメラを選んだ理由

360度カメラを選んだ理由は、これまでのカメラ運用では、家族旅行の動画を残すのが大変だったからです。
画質だけを考えれば、フルサイズミラーレスが理想です。
できればズームレンズを持っていき、余裕があれば単焦点レンズも使いたくなります。

きれいな映像を残すという点では安心できる組み合わせですが、その分だけ荷物が増えてしまいます。
私は少しでも機材を軽くするため、LUMIX S5IIからS9へ変更しました。
ボディはかなりコンパクトになりましたが、レンズを複数持っていくと、トータルではそれなりの荷物になります。
旅行中に発生する撮影の手間
カメラを取り出し、レンズを選び、画角を考えて撮影する。
この流れを何度も繰り返すと、旅行のテンポが止まってしまいます。
カメラ好きとしては楽しい時間ですが、家族旅行として考えると、どうしても動きが悪くなります。
撮影後の編集も負担になりやすい

もうひとつの大きな問題が、旅行から帰ったあとの編集作業です。
旅行中はとりあえず素材を撮影するものの、帰宅後はそのまま放置してしまうことがあります。
「いつか編集しよう」と思ったまま、手を付けられていない動画もあります。
普段からYouTube用の動画を編集していても、家族で見返すためだけの旅行動画を毎回しっかり作り込むのは大変です。
そこで今回は、
撮影と編集の手間をできる限り減らす
ことを優先しました。
これまで360度カメラを避けていた理由

実は、これまで360度カメラは積極的に選んでいませんでした。
360度カメラの特徴を生かそうとすると編集の手間が増えそうだったことと、画質に満足できない可能性があったことが理由です。
ただし、今回の目的は作り込んだ作品を制作することではありません。
家族旅行の思い出を、見返せる形で気軽に残すことが目的です。
その目的であれば、撮影時に細かく画角を気にする必要がなく、アプリのAI自動編集も利用できる360度カメラは相性がよいのではないかと考えました。
画質や編集の自由度をある程度割り切る代わりに、記録にかかる手間を減らす。
これがInsta360 X4 Airを選んだ理由です。
実際に使ってわかったこと

今回の旅行には、Insta360 X4 Airと小型のミラーレス一眼を持っていきました。
写真はミラーレスで満足できる画質を目指し、動画はInsta360 X4 Airでできるだけ手間を省いて記録するという使い分けです。
自分が見ていなかった方向の反応も残せる

360度カメラを使って面白いと感じたのは、自分が見ていなかった方向のリアクションまで記録できることです。
何かが起きたとき、出来事の中心にいる人だけでなく、それを見ている周囲の人の反応も一緒に撮影できます。
旅行では、出来事そのものよりも、それを見ている家族の表情が面白いことがあります。
あとから映像を見返したときに、「こんな顔をしていたんだ」と気付けるのは、360度カメラならではの魅力です。
撮影時に正面へレンズを向けていなくても、周囲の様子や家族の反応をあとから確認できます。
撮影される側が身構えにくい

本体が小さく、撮影している圧が少ないことも良い点でした。
一眼カメラを人に向けると、どうしても撮られていることを意識させてしまいます。
一方、Insta360 X4 Airは本体が小さく、相手にレンズを向け続けなくても撮影できます。
そのため、撮られる側が身構えにくく、自然な表情を残しやすいと感じました。
家族旅行の記録用カメラとしては、この撮影のしやすさは大きなメリットです。
画質はミラーレスとは別物

一方で、画質については正直なところ、自分が十分に満足できるほどではありませんでした。
撮影した映像を見て、ミラーレスで撮ったときのように「気持ちのよい映像が撮れた」と感じるかというと、そこまではいきません。
Insta360 X4 Airは、画質を最優先して選ぶカメラではない
と感じます。
画質を重視する場合は、ミラーレスとの違いを理解したうえで割り切る必要があります。
AI自動編集機能を使った感想

今回、もうひとつ期待していたのがInsta360アプリのAI自動編集機能です。
実際に使ってみると、自動編集の精度は比較的高いと感じました。
360度で撮影した映像の中から人を見つけ、ある程度見返しやすい形にまとめてくれます。
さすがに、すべてを自動で完成形まで仕上げるのは難しく、何か所か修正する必要はありました。
それでも、少し手を加えるだけで見られる形になったため、編集作業の負担を減らす効果はありました。
今後は、AIがハイライトを作りやすい撮り方を意識することで、さらに使いやすくなりそうです。
AI自動編集はスマホアプリのみ

少し残念だったのは、PC版のInsta360 StudioではAI自動編集を利用できなかったことです。
AI自動編集を利用できるのはスマホアプリのみでした。
普段PCで編集している立場としては、この点は不便に感じます。
ただし、編集のためにすべての撮影データをスマートフォンへ保存する必要はありませんでした。
X4 Air本体と通信しながら、書き出しに必要なデータを取得しているような動作で、スマートフォンの保存容量を大きく圧迫しにくい点は便利です。
AI自動編集の印象
完全に任せられる機能ではありませんが、編集の土台を作る機能としては十分に役立ちました。
バッテリーとメモリーカードの使用状況
バッテリー

バッテリーについては、想像していたほど大きな不安はありませんでした。
今回は予備バッテリーも持っていきましたが、数十秒のクリップを70カット前後撮影する使い方であれば、ぎりぎり1日1本でまかなえる程度でした。
念のため予備を1本用意しておくと安心ですが、常にバッテリー残量を気にし続けるほどではありませんでした。
メモリーカード

メモリーカードは128GBを使用しました。
6Kの360度動画を撮影し、2日間で使用した容量は約80GBでした。
編集時にスマートフォンの保存容量へ大きく影響しないことも確認できたため、次回は256GBのカードを使い、8K撮影も試してみたいと考えています。
※撮影可能時間や使用容量は、撮影設定、クリップの長さ、撮影本数などによって変わります。
実際に使ってわかった注意点
タイムラプスはAI自動編集に使えなかった

旅行中にはタイムラプスも撮影しましたが、今回使用したAI自動編集では素材として利用できませんでした。
AI編集で旅行動画をまとめることを前提にする場合は、タイムラプスではなく、通常の動画やタイムシフトで撮影しておくほうが使いやすそうです。
シングルレンズモードになっていないか確認する

今回、大きな失敗だったのが、シングルレンズモードのまま撮影していたことです。
360度で撮れているつもりでカメラを構えていましたが、実際には一方向しか撮れていない場面がありました。
シングルレンズモードでは、あとから自由に画角を選べません。撮影前にレンズモードを確認することが重要です。
360度カメラの強みである、撮影後に画角を選べるメリットがなくなってしまうため、今後は撮影前の確認を徹底したいと思います。
カメラの位置と撮影タイミングも重要

360度で撮影できるとはいえ、カメラの位置が悪ければ、見せたい場面が残りにくくなります。
どこにカメラを置くのか、どのタイミングで撮影を始めるのか、AIが編集しやすい素材をどう撮るのかによって、完成する動画の印象は変わります。
360度撮影とAI自動編集を使えば、何も考えずに高品質な動画が完成するわけではありません。
より見やすい動画にするには、撮影時のコツを少しずつつかんでいく必要があると感じました。
Insta360 X4 Airがおすすめな人
今回使ってみた印象では、Insta360 X4 Airは次のような人に向いています。
- 旅行中に撮影で同行者を待たせたくない人
- 細かく画角を決めず、気軽に動画を残したい人
- 家族の自然な表情や周囲の反応も記録したい人
- 旅行後の編集作業をできるだけ減らしたい人
- 最高画質よりも、記録のしやすさを優先したい人
反対に、ミラーレスのような画質や、映像作品としての気持ちよさを最優先する場合は、物足りなさを感じる可能性があります。
まとめ

その目的に対して、Insta360 X4 Airは十分に選択肢になると感じました。
ミラーレスのような画質の満足感はありません。
しかし、同行者を長く待たせずに撮影でき、撮り逃しを減らしながら、編集作業もある程度自動化できます。
今回は旅行先で、その日の夜に1日分のショート動画を作成しました。
その場でまとめてしまえば、帰宅後にあらためて編集する必要もありません。
画質よりも、負担を減らしながら家族の思い出を動画として残すことに価値を感じるなら、Insta360 X4 Airは相性のよいカメラです。
360度カメラならではの撮影方法や、AI編集を意識した素材の残し方には、まだ慣れが必要です。
それでも、旅行中の撮影と旅行後の編集をラクにするという点では、導入した意味があったと感じています。
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