最近のカメラは価格が上がり、10万円では選択肢が限られるようになってきました。20万円、30万円を超えるモデルも珍しくありません。そんな現在のカメラ価格に尻込みしていたとき、ヤフオクで見つけたのがLUMIX GF3です。LUMIX GF3は2011年に発売された、約15年前のミラーレス一眼です。今回購入した価格は、驚きの約5,000円でした。5,000円なら、仮に自分に合わなくても大きな痛手にはなりません。そこで今回は、なぜ今になってGF3を購入したのか、実際に使って感じた魅力、そして使ううえで知っておきたい我慢ポイントを紹介します。

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この記事の結論
LUMIX GF3は、操作性や高感度性能に古さを感じるものの、写真用と割り切れば今でも十分楽しめるカメラでした。

LUMIX GF3を購入した理由

以前から欲しいと思っていたのが、持ち運ぶことが負担にならない小さなカメラです。

本命はRICOH GR IIIxでした。

ポケットに入るサイズでありながらAPS-Cセンサーを搭載しており、写りも非常に魅力的です。

一度レンタルしたことがありますが、その機動性と写りの良さが忘れられません。人気が高いのも納得できるカメラでした。

私はこれまで、普段使いなら40mm相当の画角が使いやすく、購入するならGR IIIxだと考えていました。

ところが最近になって、GR IIIなどに採用されている28mm相当の画角のほうが、日常を記録する用途には使いやすいのではないかと迷い始めました。

そこで、まずはレンズ交換式のコンパクトなカメラを使い、画角を試してみることにしました。

最初の候補はLUMIX GMシリーズ

最初に候補へ挙がったのは、LUMIXのGMシリーズです。

非常に小さなボディは魅力的ですが、現在も人気が高く、中古価格は10万円を超えるものも見られます。

そこで注目したのがGF3でした。

GMシリーズと比べると機能が抑えられていることもあり、中古では比較的安く取り扱われています。今回はヤフオクで約5,000円で購入できました。

5,000円なら、画角やコンパクトカメラの使い勝手を試すための一台として選びやすい価格です。

LUMIX GF3のサイズと重量

GF3のサイズは、幅約107.7mm、高さ約67.1mm、奥行き約32.5mm。本体重量は約222gです。

後にGMシリーズへその座を譲ることになりますが、発売当時はレンズ交換式デジタルカメラとして、世界最小・最軽量をうたっていました。

今回は、できるだけコンパクトに使いたかったため、15mm F1.7のレンズも合わせて購入しました。

この組み合わせであれば、レンズ交換式カメラとしてはかなり小さくまとまります。

フルサイズのLUMIX S9に50mm F1.8を装着した組み合わせと比べると、GF3はさらにひと回り以上小さく感じます。

同じフォーサーズセンサーを搭載したGH6と比べても、そのサイズ差はかなり大きく、本当に同じ規格のセンサーが入っているのかと思うほどです。

さすがにレンズを付けた状態ではポケットに入りませんが、普段使っているバッグへ入れることをためらわない程度のサイズになりました。

実際に使って良かったところ

写真の画質は今でも十分楽しめる

写真の写りについては、購入前にさまざまな作例を見ていましたが、実際に自分で使ってみても十分満足できるものでした。

有効画素数は約1,210万画素です。最大記録サイズは、4:3では4000×3000ピクセル、3:2では4000×2672ピクセルとなっています。

現在のカメラと比べれば画素数は少なめです。それでも、スマートフォンやパソコンの画面で写真を見る用途であれば、大きな不足は感じませんでした。

内蔵フラッシュを搭載している

最近のカメラでは省かれることも多い内蔵フラッシュが搭載されています。

外付けのフラッシュを持ち歩かなくても必要なときに使えるため、気軽に持ち出すカメラとの相性は良いと感じました。

起動が比較的速い

LUMIXには起動が遅い印象を持たれるモデルもありますが、GF3の起動は比較的速く感じました。

電源を入れてから撮影までの待ち時間が短いため、日常の何気ない瞬間を撮影する用途にも使いやすいです。

バッテリーも想像以上に持つ

私は写真撮影を中心に使っていますが、バッテリーは2日間ほど余裕を持って使用できました。

撮影枚数や使い方によって変わりますが、気軽なスナップ用途では大きな不満はありません。

価格が安いためラフに扱える

GF3を使っていて最も大きな魅力だと感じたのは、やはり価格の安さです。

高価なカメラは傷や故障が気になり、使わないときは防湿庫へしまいたくなります。一方、約5,000円で購入したGF3は、比較的ラフに持ち出せます。

自宅でもすぐに手が届く場所へ置いておけるため、撮りたいと思ったときにすぐ使えます。

カメラは性能だけでなく、撮りたい瞬間に手元にあることも重要です。気軽に置いておけることは、実際に撮影する回数にもつながります。

使って分かったクセと我慢ポイント

GF3は約15年前のエントリーモデルです。現在のカメラと比べると、物足りなく感じる部分も少なくありません。

背面液晶が固定式

背面液晶は固定式です。

低い位置や高い位置から撮影するとき、自撮りをするときは画面を確認しづらく、構図をある程度予想しながら撮影する必要があります。

チルト式やバリアングル式の液晶に慣れていると、不便に感じやすい部分です。

物理ボタンとダイヤルが少ない

個人的に最も気になったのが、物理ボタンやダイヤルの少なさです。

GF3はタッチパネルに対応していますが、私は複数のダイヤルを使い、絞り、シャッタースピード、ISO感度を頻繁に変更したいタイプです。

GF3でこれらの設定を細かく変更しようとすると、どうしても操作に手間がかかります。

そのため、マニュアル撮影で設定を頻繁に変更する用途には、あまり向いていないと感じました。

私は基本的に絞り優先モードを使い、背面ダイヤルで絞りを調整し、ISO感度は手動で固定しています。

フォトスタイルの調整幅が少ない

気軽に使うカメラだからこそ、できれば撮って出しで完結させたいところです。

GF3に搭載されているフォトスタイルは、スタンダード、ヴィヴィッド、ナチュラル、モノクローム、風景、人物、カスタムの7種類です。

コントラスト、シャープネス、彩度、ノイズリダクションを調整できますが、調整幅はそれぞれプラスマイナス2段です。

自分好みの仕上がりへ細かく追い込みたい場合には、調整幅が少ないと感じます。

GF3を使うことで、現在のLUMIXが色や設定の面でどれだけ自由になったのかを、あらためて実感しました。

日中に明るいレンズを開放で使いにくい

GF3の最高シャッタースピードは1/4000秒です。また、最低ISO感度はISO160となっています。

そのため、日中の屋外では、明るい単焦点レンズを絞り開放で使えないことがあります。

ボケを生かした撮影をしたい場合には、光の強さや撮影時間を意識する必要があります。

高感度ではノイズが目立つ

最高ISO感度はISO6400です。

ただし、古い機種ということもあり、ISO感度を上げるとノイズが目立ちます。

私の感覚では、使用する場合でもISO1250程度までに抑えたいところです。可能であれば、ISO320程度までで撮影したいと感じました。

暗い場所で使う際の注意点

暗所では、ISO感度を上げるよりも、明るいレンズを使う、カメラをしっかり固定する、光のある場所を選ぶといった工夫が必要です。

動画性能には時代を感じる

GF3でも動画撮影はできますが、画質にはかなり古さを感じます。

写真では年式をあまり意識しなかったGF3も、動画を撮影すると急に約15年前のカメラらしさが出てきます。

一般的に見てきれいな動画を手軽に撮影したい場合は、現在のスマートフォンを使ったほうが簡単です。

一方で、昔のホームビデオのような雰囲気を意図的に狙うのであれば、この古さを表現として楽しめるかもしれません。

購入前に知っておきたい注意点

GF3は中古価格が安く、気軽に試しやすいカメラです。ただし、古い中古カメラを購入するときは、価格だけで判断しないほうが安心です。

ボタンやタッチパネルの反応、液晶の状態、バッテリーの持ち、レンズの動作など、個体によって状態が異なる可能性があります。

また、ボディ自体は非常にコンパクトですが、装着するレンズによって携帯性は大きく変わります。

小ささを重視する場合は、ボディだけでなく、使用するレンズを含めたサイズで考えることが大切です。

LUMIX GF3は今でも使えるのか

結論として、写真用と割り切るのであれば、LUMIX GF3は今でも十分使えます。

操作性や高感度性能には古さを感じますが、約5,000円という購入価格を考えれば、かなり楽しめるカメラでした。

特に、価格が安いため気軽に持ち出せること、すぐに手が届く場所へ置いておけることは、高価なカメラにはない魅力です。

ただし、これだけ小さなGF3でも、レンズを装着するとポケットには入りません。

そう考えると、ポケットに入る携帯性と画質を両立しているRICOH GRシリーズは、やはり特別な存在だと感じます。

最終評価

GF3は万能なカメラではありません。しかし、古さや制限を理解したうえで使えば、日常のスナップ撮影を気軽に楽しめる一台です。低価格で小さなミラーレスカメラを探している人にとって、検討する価値は十分にあります。

GF3に組み合わせたいコンパクトなレンズ

現在は15mm F1.7や25mm F1.4を組み合わせて使っていますが、さらにコンパクトにしたい気持ちもあります。

今のところ気になっているのは、14mm F2.5や20mm F1.7といったパンケーキレンズです。

ボディの小ささを生かすには魅力的な選択肢ですが、写りや使用感を含めて、どのレンズが自分に合うのか引き続き試していきたいと思います。

GF3やパンケーキレンズを使った経験がある方は、ぜひ使用感やおすすめの組み合わせをコメントで教えてください。

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