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撮影機材

しっかりした三脚が欲しい。VANGUARD ALTA PRO 3VL 304CT+VEO BH-160S 使用レビュー!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

 

今回は、「しっかり安定した撮影ができる三脚が欲しいけど、持ち運びぶのが嫌にならないぐらいの三脚が欲しい!」

という欲深い方にピッタリな三脚を紹介しようと思います。

ALTA PRO 3VL 304CTのポジション

今回紹介するのはVANGUARDから発売されている、

ALTA PRO 3VL 304CTという三脚とVEO BH-160Sという雲台の組み合わせです。

 

私がこの組み合わせを選んだ理由は、

野外の撮影でしっかり固定した映像が撮りたかったからでした。

 

現状の装備では、安定度でいくとManfrottoのアルミ三脚を一番使いますが、

総重量が4.6Kgとかなり重量級。

安定感は抜群ですが、これを持ち出して動き回るにはキツすぎます。

 

持ち運びのストレスを考えて800gほどの軽量のトラベル三脚を使っていましたが、

使うかわからないぐらいの状況や少しでも荷物を軽くしたい状況にはちょうどいい三脚でしたが、

安定感のある撮影をするには心もとない強度でした。

そこで、安定した撮影ができる強度を持ちながら、

持ち運ぶことに耐えられるギリギリのサイズと重さを実現した三脚。

それが今回の組み合わせだったわけです。

ALTA PRO 3VL 304CTとVEO BH-160Sの組み合わせ

ALTA PRO 3VL 304CTは雲台が別売りの三脚になります。

バラ売りのモデルの場合、組み合わせる雲台とのバランスに悩みますが、

スペック上は

304CTの台座直径は55mm、

BH-160Sの台座直径が58mmとなっていて、少しアンバランスになるかと思いましたが、

実際に組み合わせてみると違和感なく装着でき、ここは嬉しい誤算でした。

実際の使用感

早速、導入前に気になっていた

  • 安定感
  • 雲台の固定力
  • 三脚の使いやすさ
  • 高さは十分か
  • 持ち運びのストレス

以上5つの項目を、実物を触って確認していきたいと思います。

安定感は?

この三脚に求めていたのが安定感でしたが、これは想像通り、かなりしっかりしています。

脚の太さが1段目は30mmあり(2段目は26mm 3段目が23mm) 一番細い4段目でも20mmあるのでトラベル三脚と比べると圧倒的な安定感があります。

耐荷重は、三脚が13Kg、雲台が15kgとなっているので大体の機材は載せられるかと思います。

脚の先端はゴム脚を回すことで、スパイクが出てくる構造になっているので、スパイクをなくす心配はありません。

ゴム脚も簡単に回るようなことはなさそうな締めつけ感なのも使いやすいポイントになると思います。

VEO BH-160S雲台の固定力

このサイズ感の三脚なので、雲台の固定力も気になりますが、

ボール直径が33mmということもあり、安心感は十分にあります。

このような4キロ弱の重い機材も余裕で固定できちゃいました。

 

雲台にはパン方向の動きを調整できる機構が2つ用意されています。

意外とコレが便利で、

雲台やカメラを固定するノブを操作しやすい位置に合せるときにかなり重宝します。

 

細かな部分になりますが、

2つの固定ノブ、どちらもちょうどいい大きさと、締め付けやすいデザインになっているので、軽い力でしっかり固定できます。

 

雲台や回転部分の動きも、かなり滑らかで気持ちいい。

全体的に質感の高さを感じる雲台だとおもいます。

ただ上級モデルの自由雲台といえど、特性上、最後締め付けるときにわずかに動いてしまうのは避けられないようで、

本当に微妙な調整が必要な場合はギア雲台などを使うほうがいいかもしれません。

ALTA PRO 3VL 304CT三脚の使いやすさ

脚の出し入れのしやすさも重要なポイントですが、

この三脚はスクリュータイプのロック方式となっています。

 

重さのあるアルミ三脚だと自重でストンとでてくれることもありますが、

軽量のカーボンということもあると思いますが、自重で勝手にでてきてくれるということはありませんでした。

9割ぐらいは出てきて、最後少し手で引き出すといった感じでした。

ただこれは使っていくうちに、内部が摩耗していき、

ストンと出るようになるかもしれないぐらいの抵抗感だったので、

今後使い込んで検証したいと思います。

 

さらに304CTの特徴として、レベリングベースが搭載されていることがあります。

小型なのでパッとみ、強度に不安がありましたが、

実際に試してみると十分な固定力があり、動きも滑らかで驚きました。

このレベリングベースがあるとなるとビデオ雲台をつけたくなりますが、

私の持っているManfrottoのビデオ雲台は滑らかな動きはできますがデカ重なので、

VANGUARDさんには、小型で滑らかに動作できるビデオ雲台の開発を期待したいと思います。

高さは十分か

三脚として重要なのが撮影できる高さですが、

この三脚と雲台の組み合わせの場合、最大の高さは164cmありました。

これは高身長な方でもアイレベルでの撮影が可能な大きさだと思います。

 

逆に低くしたい場合もかなり低く設置ができるようになっており、

最大まで脚を開くことで24,5cmまで下げることができます。

 

これだけあれば、撮影の8割から9割ぐらいのシーンはカバーしてくれるかとおもいます。

ちなみに脚の角度は3段階で調整可能になっており、ロック解除もしやすい構造でここでも作りの良さが光ってました。

 

個人的に慣れないのがセンターポールがないこと。

いままでセンターポールがある三脚しか使ったことがなかったので、微妙な高さ調整が大変。

慣れも問題もあるかと思いますが、センターポールをよく使う方の場合は注意が必要なポイントかもしれません。

持ち運びのストレスは?

今回の三脚選びで、重要なポイントだったのが持ち運び時のストレスですが、

一言でいうと「持ち運ぶ気になれるサイズ感」でした。

今回の組み合わせの場合、重量は1.9Kgとなっており2キロを切る重さです。

 

私にとってこの重さは、

持ち運ぶのが嫌にならないギリギリの重さでした。

個人差が大きいと思いますが、

私は重さが2.5Kgになると持っていくのをためらうことが増えると思います。

大きさに関しても、しまい寸法が雲台と合わせた状態で66cmと、

コレもまたギリギリ持ち運べるサイズ感というのもよかったポイントでした。

 

カメラバックにもなんとか差し込めるサイズかと思います。

安定感や設置の速さをとると、4段モデルより3段モデルが優位ですが、

持ち運びのストレスを考えると私には4段モデルがあっていたとおもいます。

三脚バック

この三脚を購入すると、持ち運び用の三脚バックも付いています。

カメラバックの時も思いましたが、VANGUARDのバックの質感はかなりよく満足感があります。

今回紹介した、雲台をつけても収納可能なぐらい余裕のあるサイズ感でした。

付属品には荷掛けフックとレンチ付属が付属していました。

 

ということで今回はVANGUARDのALTA PRO 3VL 304CTとVEO BH-160Sを紹介しました。

三脚は必ず使うけど、持ち運ぶ時間が多い撮影に現場にピッタリな組み合わせだと思います。