最近じわじわと人気を集めている「オープンイヤー型イヤホン」。
耳をふさがないので長時間でも快適に使え、周囲の音も自然に聞こえるため安全性も高いのが特徴です。
今回レビューする 「SOUNDPEATS Clip1」 は、そんなオープンイヤー型の中でも特に注目のモデル。
2025年夏のVGPアワードで「金賞」「コスパ大賞」を受賞した実力派イヤホンです。
実際に使ってみて感じたポイントをまとめました。
デザインとケース

最初に手に取ったときの第一印象は「なんかスーパーマンみたい」というユニークなデザインのケース。
イヤホンは左右どちら向きでも収納できる構造になっていて、取り出しやすさと充電のしやすさを兼ね備えています。
左右わからないじゃないか!!!と焦りましたが、
なんと左右は自動判別してくれる仕様なので気にしなくてよかったという、、、、
装着感とフィット感


Clip1は耳穴をふさがないオープン型なので、耳の圧迫感がなくとても快適。
イヤカフタイプ特有の“挟んでいる感”は多少ありますが、以前試した他社製イヤカフ型と比べると締め付けが弱く、長時間でも使いやすいと感じました。
耳たぶの大きさや厚みによって個人差はあるものの、比較的余裕を持たせた設計になっています。
メガネやマスクをしていても干渉しにくく、普段使いに適していると感じました。
音質レビュー

開放型ながら音量は十分で、低音の迫力もあり高音もクリア。音楽や映像をしっかり楽しめます。
ただし、音量を3/4程度まで上げると、静かな環境では1.5mほど離れていても高音域のシャリシャリした音が聞こえるレベル。
静かな室内では音量を抑えめにしたほうが良さそうです。
特に印象的だったのは Dolby Audio への対応。
小さなイヤホンなので正直そこまで期待していなかったのですが、
シネマモードで映画を視聴すると音の広がりが一気に変化。
ステレオ感が強まり、音が空間全体に広がるような感覚を得られました。
映画やライブ映像との相性は抜群です。
さらに専用アプリを使うことで、
プリセットEQから好みの音を選択

イコライザーで細かく調整

テスト音源を聴きながら画面をタップするだけで、自分の耳に合ったバランスを自動で設定してくれる機能

などが利用可能。
特に最後の機能は、自分がどの周波数を聞き取りやすいかがわかり、オーディオに詳しくない人でも簡単に最適な音を作れるのが面白いと感じました。
機能面

便利な機能も多数搭載されています。
マルチポイント接続(スマホとPCを同時に接続可能)
AutoSense™ 左右自動識別機能(装着した耳を自動で判別してチャンネルを最適化)
急速充電対応(短時間の充電で長時間再生)
装着検知機能(耳から外すと自動で音楽が停止し、再度装着すると再生が再開)
ハイレゾ × LDAC対応 (最大96kHz/24bitのハイレゾ再生が可能。日本オーディオ協会の「Hi-Res Wireless」認証も取得済み)
- 長時間バッテリー(イヤホン単体で最大7時間、ケース併用で最大28時間再生可能。充電時間は本体約1.5時間、ケース約2時間)
普段の生活の中で役立つ機能がしっかり備わっています。
気になった点
実際に使ってみて気になったのが、タッチ操作がやや不安定であること。
3カ所のタッチセンサーがあるものの、反応にムラがあると感じることがありました。
タップ操作の設定もアプリで可能。
まとめ

SOUNDPEATS Clip1は、
耳をふさがない快適な装着感
オープンイヤーながら迫力のあるサウンド
Dolby Audioによる立体的な音響体験
便利なマルチポイントや急速充電
といった魅力を備えたコスパ抜群のイヤホンでした。
「耳を解放したいけど音質も妥協したくない」「映画や映像を臨場感たっぷりに楽しみたい」という方に特におすすめです。
